自らの担う社会的責任の重さを改めて自覚しつつ人々の豊かな暮らしを実現できる「総合サービス企業」をめざしていきます 代表取締役社長 かとう かおる

ステークホルダーの皆様へ

東日本大震災を踏まえて:
「新たな災害対策」と「被災地復興支援」に取り組みました

2011年は、東日本大震災から多くの教訓を得た年でした。大震災によって通信設備の損壊や水没、伝送路の切断、非常用電源の枯渇など、これまでにない大きな影響を受けたことで、私達は自らの担う社会的責任の重さを再認識しました。その教訓を踏まえて、当社は2011年4月に「重要エリアにおける通信の確保」「被災エリアへの迅速な対応」「災害時におけるお客様の更なる利便性向上」の3つを柱とする「新たな災害対策」を策定し、2012年2月末には概ねその実行を完了しました。
また、携帯電話・衛星携帯電話の無償提供や料金減免、「被災地支援チャリティサイト」による募金や義援金の寄付、社員ボランティアの派遣など、震災直後から被災地域の支援活動にも力を注いできました。さらに2011年12月には「東北復興新生支援室」を新設し、各地のニーズを踏まえたコミュニティ支援や新たなインフラ整備を進めているほか、仙台に東京・大阪と並ぶようなコールセンターの設置による現地雇用の創出にも取り組んでいます。

本業が担う社会的使命:
ステークホルダーの皆様の声に耳を傾け、取組みをより強化しています

ドコモにとって、CSR(企業の社会的責任)への取組みは、企業経営の根幹に位置づけられるものです。
CSRの重要側面である「本業が担う社会的使命」に関し、ドコモではお客様はもとより、株主・投資家、販売代理店(ドコモショップ)、お取引先、社員、地域社会など、ステークホルダーの皆様の声に常に耳を傾け、その期待や関心に応えるよう努めています。
しかしながら当社は、2011年度に数回にわたって通信ネットワーク障害を発生させてしまいました。皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。ドコモでは事態を真摯に受け止め、2011年12月に「ネットワーク基盤高度化対策本部」を設置して、各部門において徹底した再発防止対策を講じるとともに、全社横断的な総点検を実施しました。今後も人々の安心・安全を支える高品質なネットワークの構築に向け、全力を注いでいく考えです。
また2011年度は、先述の災害対策を進めたほか、子どもたちやシニアを対象とした「ケータイ安全教室」の取組みを継続しており、さらに地球環境に関しても、2011年1月に環境ビジョン「SMART for GREEN 2020」を定め、「Green of ICT」「Green by ICT」「Green with Team NTT DOCOMO」の3側面で積極的なアクションを開始しています。
ほかにも、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンス、ダイバーシティや人権配慮など、幅広い領域で体系的・網羅的なCSR活動を展開しています。
今後もステークホルダーの皆様への責任をしっかりと果たしていくため、こうした取組みをさらに強化していきます。

新たな価値創造による社会貢献:
モバイルを核に社会的課題の解決に貢献するサービスの創造に注力しています

CSRのもう一つの重要側面である「新たな価値創造による社会貢献」に関しても、積極的に取り組んでいます。
当社は、数多くのお客様に支えられ20年にわたり事業を展開してきましたが、この間にグローバル化の進展や地球環境問題をはじめとする社会的課題の深刻化、ブロードバンドの普及など、当社の事業を取り巻く状況は大きく変化しました。加えて、携帯電話やスマートフォンの普及と技術革新によって、これらデバイスと人々の関わり方やコミュニケーションの質も多様化しています。
こうしたなか、ドコモは「10年後のあるべき姿」を考え、2010年7月に企業ビジョン「スマートイノベーションへの挑戦−HEART−」を策定しました。その目的は、社会の大きな変化に対応し、ドコモがめざす方向を示すことであり、国・地域・世代を超えて人々がより快適に暮らせる豊かな社会の実現に貢献する新たなサービスの創造を進めています。
2011年11月には、「HEART」を実現するための確実なステップとして、「中期ビジョン2015−スマートライフの実現に向けて−」を発表しました。スマートフォンが本格的普及期を迎えている現在、モバイルサービスのさらなる進化を、一層のスピード感をもって追求していくとともに、モバイルと人々の生活・暮らしに関わるさまざまな領域との「融合」に取り組んでいきます。とりわけCSRにおける重点分野としては健康・医療、環境・エコロジー、金融・決済、教育、安心・安全などにおいて新たな価値を創造し、人々のスマートライフを実現する「総合サービス企業」として、社会への貢献度をさらに高めていきたいと考えています。

「使命」を果たし、「夢」を実現するために:
インフラとしての信頼性向上とサービスの進化を両輪に社会の発展に貢献していきます

今や携帯電話網は、あらゆる分野において欠くことのできない社会基盤であり、その意味でドコモのCSRにおける「本業が担う社会的使命」と「新たな価値創造による社会貢献」は、不可分の関係にあると言えます。ドコモにとってCSRの取組みは特別な活動ではなく、経営そのもの、日々の業務そのものであると認識しており、そのような当社の姿勢は、「DJSI Asia Pacific」をはじめとするSRI(社会的責任投資)の構成銘柄に継続して組み入れられるなど、国内外の調査機関からも評価をいただいています。
これからもドコモは全グループ・全社員が一丸となって、人々の安心・安全を支えるという「使命」をしっかりと果たすと同時に、人々の生活をより豊かに、より充実したものにしていくという「夢」の実現に向けて事業とサービスをさらに進化させ、社会の持続的な発展に貢献していきます。ステークホルダーの皆様には、一層のご理解とご支援をお願いいたします。

企業ビジョン「スマートイノベーションへの挑戦−HEART−」

企業ビジョン「スマートイノベーションへの挑戦−HEART−」の図

−HEART−

国・地域・世代を超えた豊かな社会への貢献 [Harmonize]

ドコモは、これからの10年間も、モバイルを更に進化させていくとともに、様々な産業や一人ひとりの暮らしの付加価値向上に取組んでいきます。そして、人々の心が自由に響きあい、毎日の生活にそれぞれの潤いが感じられる豊かな社会の実現に向けて、国・地域・世代を超えて貢献していきます。

サービス・ネットワークの進化[Evolve]

ドコモは、モバイルで培ってきた様々な技術とノウハウを活かし、高速・大容量のブロードバンドネットワークと使いやすさを追求したサービスを進化させ、“持っていること”“つながっていること”を意識させない「無意識の快適」を提供していきます。

サービスの融合による産業の発展 [Advance]

これからは、暮らしを取り巻く様々なモノが多様な形態でネットワークとつながってますます便利になっていく中で、ドコモは、産業・サービスのネットワーク化を支えるとともに、様々なサービスの融合を通じて、産業や社会インフラのスマートな進化・発展に貢献していきます。

つながりによる喜びの創出 [Relate]

ドコモは、人・モノ・様々な情報が時間や空間を超えて自由かつフレキシブルにつながる世界を通じて、誰もが、自分のスタイルに合った知識・楽しみを、いつでも、どこでも、表現・享受・創造できる毎日を演出していきます。

安心・安全で心地よい暮らしの支援 [Trust]

これからの社会において、環境・医療(健康)・教育などの分野にますます注目が高まっていく中で、ドコモは、様々な分野の専門性の高い知識・ノウハウを結びつけ、一人ひとりの生活・行動をタイムリーに支援することで安心・安全で心地よい暮らしをサポートしていきます。

−スマートイノベーション−

国・地域・世代を超えてすべての人々が、安心・安全で豊かに生活できる社会の実現に向けた絶え間ない変革(イノベーション)

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