ビジネス最前線

ケータイビジネス最前線 飲酒運転による事故を防ぐために携帯電話を利用した「アルコールチェック」を実現―遠隔地でも顔の見えるチェックシステム

リアルタイムの映像を通して遠隔地からアルコールをチェックできる
 飲酒運転による事故が相次ぎ、大きな社会問題となる中、バスや運輸業界では安全管理者によるドライバーの対面点呼やアルコールチェックを実施しています。そこでドコモは、そうした法人ユーザ向けに、FOMAのテレビ電話機能と専用ソフトを活用し、遠隔地にいるドライバーに対する対面点呼やアルコールチェックを補完する「FOMAテレビ電話アルコールチェックシステム」を開発しました。
 このシステムによって、管理者側は遠隔地からでもテレビ電話機能を使ったリアルタイムの映像を通して本人確認ができます。さらに、正確な測定データをその場でチェック可能となり迅速に対応ができる、などといった多くのメリットがあります。
FOMA端末とアルコールセンサーを専用ケーブルで接続し、データを測定します。
FOMA端末とアルコールセンサーを専用ケーブルで接続し、データを測定します。
  測定画面には、リアルタイムでドライバーのアルコール測定値が表示されます。
測定画面には、リアルタイムでドライバーのアルコール測定値が表示されます。

管理されているという意識が自らを律する姿勢を生む
 このチェックシステムの具体的な流れは、おおよそ次の通りです。(1)ドライバーはケータイのテレビ電話接続によって、会社側と対面での点呼や報告を行います。(2)FOMA端末とアルコールセンサーを専用ケーブルで接続し、測定を行います。(3)計測したデータは会社側へ送信され、測定値が表示されます。
 すでにこのシステムを導入しているユーザからも、「ドライバーが管理されているという意識を持つようになり、自らを律する姿勢が生まれた」「システムにより管理が徹底でき、自信を持ってお客さまに安心・安全を提供できるようになった」と、その効果を実感する声が寄せられるなど、大変ご好評をいただいています。
イラスト:チェックシステム
ケータイビジネス最前線 携帯型立体表示システムを開発。どの方向からでも立体に見える映像―ケータイでのショッピングなど多くの用途に活用
3D眼鏡を使用しなくても立体映像の表示が可能に
 ドコモでは、東京農工大学の高木康博助教授と共同で、どの方向からも立体映像として見ることができる携帯型立体表示システムを開発しました。このシステムを利用すると、三次元のCGコンテンツなどを、3D眼鏡を使用せずに、水平方向60度、垂直方向30度の範囲であればどの方向からでも立体映像として見ることができます。ゲームはもちろんのこと、まるで手元に商品があるかのような感覚でケータイでのショッピングができるようになるなど、さまざまな利用法が考えられます。ドコモでは、実用化に向けてさらなる研究開発を進めています。 三次元のCGコンテンツが裸眼で立体的に見えるディスプレイ
三次元のCGコンテンツが裸眼で立体的に見えるディスプレイ
ケータイビジネス最前線 お客さまの行動パターンを推定し、お客さまの状態に応じた情報を配信するシステムを開発―百貨店や博物館での実用化を目指す
お客さまの状態を推定し、有用な情報を適時配信
 ドコモでは、ケータイとRFIDタグ、およびそのリーダーを利用してお客さまの行動パターンを把握・推定し、お客さまの状態にあった有益な情報を適時ケータイに配信するシステムを開発しました。
 2006年9月には高島屋様にて試験運用が行われ、「長時間休憩されていない」「店内を見て回られている」などの行動パターンを把握し、「休憩所のご案内」や「催し物コーナーのご案内」などのお客さまにとっての有益な情報を配信し、ご好評を博しました。今後も、百貨店や博物館、美術館、アミューズメント施設などでの実用化を目指します。
リーダーを装着した携帯電話
Radio Frequency Identificationの略。識別情報が書き込まれた小型無線チップにより人や物を識別・管理する仕組み。流通業界でバーコードに代わる商品識別・管理技術として、研究開発が進んでいる。人や物などに貼り付けるRFIDタグと、RFIDタグの信号を読み取るためのRFIDリーダからなる。