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サーバ用空調・電力設備の省エネルギー化に向けた実用化検証の実施

-「ICTエコロジープロジェクト」の推進について-

<2009年1月22日>

NTTドコモ(以下ドコモ)は、地球環境問題を重要な経営課題と捉え、事業によって生ずる様々な環境負荷低減に取り組んでおり、通信設備および社内系システムの省電力化、使用済み携帯電話の回収など環境貢献をより効率的に進め、社会に対する使命を果たすとともに企業価値の向上を目指しております。

そのなかでも通信設備の電力使用量削減は、CO2排出量削減の重要な取り組みのひとつであり、このたび、「ICTエコロジープロジェクト」としてCO2排出量削減の促進に向け、空調設備のインテリジェント化・サーバ設備の直流化などの最先端技術の早期適用を図るため、検証用データセンター(以下立川ICTエコロジーセンター)を自社で構築し、実用化検証に2009年2月より着手いたします。

この立川ICTエコロジーセンターは、弊社の商用ネットワークで導入予定の通信設備(サーバ、空調設備、電力設備など)を使用して通信事業者自らが構築、国内では類を見ない実用化検証環境を実現し、省エネルギー最先端技術を最適に組み合わせることで、検証環境において50%のCO2排出量削減を目指します。

本検証は、かねてより取り組んできた「NTTグループ・エコロジー・プログラム21」に沿って、グループ全体の省エネルギー化の取り組みとして進めるため、グループの中で空調・電力設備の開発・設計から保守を担う株式会社NTTファシリティーズと共同で行います。

今後、ドコモではベンダと一層の連携を図りながら、直流対応ICT機器の導入、ICT機器と空調設備の連係制御による省エネルギー化技術、ICT機器の消費電力制御技術など最先端技術の実用化検証を継続的に行い、iモード®センターおよび社内系システムに適用していくことで、省エネルギー化とCO2排出量削減による環境負荷低減の取り組みを積極的に行ってまいります。

本実用化検証の主な特徴

  1. 最先端技術を用いたデータセンターの最適設計に向けた実証環境の構築
    • 商用ネットワークに適用予定のICT機器を検証サーバとして採用し、より商用に近い環境を構築
    • iモードセンター開発環境との接続により、商用ネットワーク開発検証を同時実現
  2. 最先端の空調技術を採用した空調検証設備の導入
    • サーバ近くから冷却を行う部分空調方式を採用
    • 効率的な気流設計を実現するアイルキャッピング注意1 を採用
  3. 最新の直流給電システムの導入
    • 高密度かつ低消費電力となる直流ブレードサーバを採用
    • 機器ごとのより正確な省エネ性能評価を可能とする電力計測設備を採用

【通信設備に対するCO2排出量削減の取組み】
イメージ図

【サーバ用空調・電力設備の実用化検証の特徴】
イメージ図

  • 注意1 株式会社NTTファシリティーズの出願中の商標です。

[参考]

【直流給電システム】
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【部分空調方式】
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【キャッピング】
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報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。なお最新のお問い合わせ先は、お問い合わせをご覧ください。

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