報道発表資料

音声通話とパケット通信の独立したネットワークコントロール等の運用開始について

＜2004年4月8日＞

ＮＴＴドコモ及びＮＴＴドコモグループ８社は大規模災害が発生した場合、被災地等におけるお客様の通信手段の確保を目的として、音声通話及びメール等のパケット通信のネットワークコントロールを独立させて別々に実施することとし４月１５日より運用開始いたします。
あわせて、災害時に被災地で輻輳が発生した場合、被災地における通信時の混乱を緩和することを目的として、「ｉモード災害用伝言板」サービス等のご利用を呼びかけるガイダンスを流す「災害用音声トーキーガイダンス」についても、同日より運用開始いたします。

現状、音声通話及びメール等のパケット通信のネットワークコントロールは両サービスに対し、一括して実施するシステムのため、音声通話の通信量が高い場合には、パケット通信の通信量が低い場合であっても、音声通話と同水準のネットワークコントロールをパケット通信に対しても実施してしまうこととなっておりました。
今後、ネットワークコントロールを独立させ、音声通話及びメール等のパケット通信を別々にコントロールするシステムを導入することで、一括してコントロールするのではなく、状況に応じた柔軟なコントロールを実施することが可能となり、これまで以上にｉモード災害用伝言板サービス等をご利用いただける環境を整えられるものと考えております。

なお、ｉモード災害用伝言板の体験サービスを４月２０日午前１０時から４月２６日午後５時の期間において実施させていただきます。

詳細は以下の通りです。

「ｉモード」はＮＴＴドコモの登録商標です。

「音声通話とパケット通信の独立したネットワークコントロール」の概要

1.機能詳細

現在、音声通話とｉモードメール等のパケット通信については、基地局において通信制限をコントロールすると、両サービスに対しトラフィックの高い方に合わせたネットワークコントロールを実施しておりますが、今後、これを音声通話とパケット通信それぞれ別々にネットワークコントロールを行うシステムに変更することにより、それぞれの通信状態に合わせた柔軟なネットワークコントロールを行ってまいります。
音声通話の通信量が高く、パケット通信の通信量が低い場合は、音声通話の通信コントロールは行っても、パケット通信の通信コントロールを行わない場合がございます。

下記端末においては独立したネットワークコントロールが適用されません。
【ＦＯＭＡ、一部を除いた２０９ｉおよび５０３ｉシリーズ以前の端末、８２１ｉシリーズ、ＤｏＰａ対応端末】