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JCBとイオンクレジットサービス、非接触ICカードおよびiモード FeliCaサービスを活用した新決済サービス「QUICPay(クイックペイ)」を共同開発
-JCB、イオンクレジットサービス、NTTドコモの3社で普及に向け共同推進-

<2004年7月20日>

  クレジットカード業界最大手の株式会社ジェ−シ−ビ−(略称:JCB、本社:東京都港区、取締役社長:信原 啓也、資本金:66億1,610万円)とイオンクレジットサービス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森 美樹、資本金154億6,650万円)は、「スピーディーな決済」という市場ニーズに対応した新しい非接触IC決済サービス「QUICPay(クイックペイ)TM」を共同開発いたしました。非接触ICチップを搭載した「QUICPayカード」の発行に加え、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(略称:NTTドコモ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 維夫、資本金:9,496億円)のiモード(R) FeliCa(R)サービス(おサイフケータイTM)にも対応することで、スピーディーかつ簡便な携帯電話決済を実現し、2004年秋より3社共同で普及に向けた推進を行ってまいります。

  JCBは、非接触IC技術の可能性に早くから注目しており、1999年3月のお台場のテーマ パーク「MEGAWEB」場内での非接触ICカード決済(決済方法はプリペイド/JCBカード リンク式ポストペイ(後払い)を選択可能)導入を皮切りに、接触型と非接触型の両機能を1チップで実現するデュアルインターフェイスカード「Dual PlusTM」の開発、2003年12月には 「iモード FeliCaプレビューサービス」への参加、2004年3月からは経済産業省での決済実証実験を実施する等、積極的に取り組んでまいりました。また、職域市場に対し非接触IC技術を活用したポストペイ(後払い)決済機能を含む多機能パッケージソリューション「OfficaTM」ならびに「モバイルOffica」を商用化、既に10社の導入実績があります。

  イオンクレジットサービスでは、2002年2月より、クレジット機能、ID機能に加え、クレジットでのチャージが可能な非接触電子マネー「AEON Cash」などを有する多機能型ハイブリッドICカードを幕張のイオン本社ビル勤務者向けに導入、職域向けICサービスとして実証実験を継続して行ってまいりました。また、今夏より開始の「iモード FeliCa 対応携帯電話」を利用したサービスへの参加など、非接触IC技術への取り組みに注力してまいりました。

  NTTドコモでは、多彩なコンテンツをお楽しみいただけるiモードサービスを1999年2月 から開始し、既に4,200万近いお客様にご利用いただいています。さらに生活やビジネスに役立つケータイとして、バーコードや赤外線機能などを使ったリアルとの連携サービスを広く拡大しております。

  「QUICPay」とは「Quick&Useful IC Payment」の略で、事前に電子バリューなどのチャージを行う必要なく、ポストペイ(後払い)方式でスピーディーなクレジット決済を行うことができるサービスです。クレジットカード保有者が、「QUICPay」サービスにお申込いただくだけで、指定したクレジットカードのご利用限度額の一部を非接触ICカードで別管理でき、オフラインにてスピーディーかつ簡便な決済が実現されます。
  なお、「QUICPay」でのご利用分は、元々ご契約のクレジットカードと合算され後日請求されるため、ご利用者にとってはポイントやマイレージ等のクレジットカードに付帯するサービスもそのまま享受できます。後払いとなるため、プリペイド方式の様に支出用途を固定されることもなく、手元資金の流動性も損なわれません。これらの意味でも、クレジットカードの利点を最大限に活かした決済サービスとなっております。なお、「QUICPay」で管理される与信枠が不足した際には、店頭のPOSレジ等で与信枠を自動更新でき、プリペイド方式のように利用者自身がチャージを行う手間が不要なため、利用者の利便性が飛躍的に向上いたします。
  また、非接触ICを利用した最大の特徴の一つである通常利用時の処理スピードは1秒以内を実現しており、店頭におけるレジ混雑の緩和が見込まれるため、利用者にとっては待ち時間の短縮、店舗側にはレジ稼動効率アップによる来店顧客の増大という大きなメリットをもたらします。
  さらに「QUICPay」は、非接触ICチップ搭載媒体を「カード」形態に限定せず、利用者のニーズによって同規格の非接触ICチップを搭載したiモード FeliCaサービス対応携帯電話にも対応可能としたのも大きな特徴です。今後携帯電話の通信機能を利用し、利用者が場所を選ばずあらかじめ与信枠更新を実施したり、加盟店から特売情報やクーポンの配信を受けたうえで来店したり、利用履歴確認を携帯電話の画面で行うなどの付加サービスの提供をおこなう事が可能となる予定です。

  「QUICPay」は、JCBの非接触IC決済スキームの運営ノウハウと、イオンクレジットサービスの流通系カード会社としてのマーケティングノウハウを結集させ開発された決済サービスで、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、百貨店のレストラン街におけるランチ利用等「スピーディーな決済」が求められる市場に展開し、消費者・事業者双方のさまざまなニーズに積極的に応えてまいります。さらにNTTドコモとして、「QUICPay」の安全性や利便性を高めるため、携帯電話の通信機能、iモードを利用した情報提供サービスなどの携帯電話ならではのノウハウを提供することで、本サービスの普及を共同で図ってまいります。
  今後、JCBとイオンクレジットサービスは、「QUICPay」に多くの参加事業者を見込むため、別途推進管理組織を整備することを視野にいれつつ、広汎に国内の他クレジット会社に参加を呼びかけるとともに、NTTドコモと「QUICPay」加盟店開拓を含め総合的に連携し、本サービスを積極的に普及促進してまいります。


なお、本サービスにつきましては、7月21日〜23日の間、東京ビッグサイト(東1、2ホール、10時〜17時30分)にて開催される「EXPO COMM WIRELESS JAPAN」のNTTドコモブースにてご体験いただけます。

注意
「iモード」および「おサイフケータイ」はNTTドコモの登録商標および商標です。
注意
「FeliCa」は、ソニー株式会社が開発した技術方式です。「FeliCa」は、ソニー株式会社の登録商標です。



■「QUICPay」サービスイメージ図
注意 図中の「QUICPay」ロゴは、現在検討中のものです。


報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。なお最新のお問い合わせ先は、お問い合わせをご覧ください。

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