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植物原料プラスチックによる携帯電話を試作

<2005年4月21日>

NTTドコモでは、従来より商用電源を使用しない完全自立電源方式のFOMA®サービス用基地局「DoCoMoエコタワー」の運用や循環型社会実現に向けた取り組みとして携帯電話機等の100%リサイクル化等、地球環境に配意した取り組みを行っています。その一環としてこの度、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社(社長:久保田幸雄、本社:東京都港区)と共同で、植物原料プラスチックを使用した携帯電話の試作を行いました。この植物原料プラスチックは、ソニー株式会社が開発し、2002年より同社のウォークマン®のキャビネットやDVDプレーヤーのフロントパネルなどに使用されています。今回、携帯電話機として初めて、筐体に植物原料プラスチックを使用した試作機の開発に成功しました。

本植物原料プラスチックは、とうもろこしを主な原料としそれらから作られたポリ乳酸注意1 をベースとしたプラスチックです。とうもろこしなどの植物資源を主な原料としているため、石油を原料とする通常のプラスチックに比べて枯渇性資源の節約を図ることができ、温室効果ガスの発生が少ない材料です。

今回開発した試作機は、愛知万博においてドコモ関係スタッフの連絡用として使用されるほか、展示会などへの出展も考えています。

今後もNTTドコモは、お客様のより長く便利に携帯電話をご利用したいというニーズのために、携帯電話の環境対策・安全性の確保を進めると共に、更なる移動体通信技術分野の開発・検討を進めてまいります。

  • 注意1 トウモロコシやジャガイモなどのデンプンや糖類を乳酸菌で発酵させ、さらに化学的に結合(重合)して作られるプラスチック。生分解性があり、環境中で徐々に分解し、最終的に水と二酸化炭素になります。

植物原料プラスチックによる試作機の概要

1. 主な仕様

ベース端末は「mova SO506iC」となり、スペックはSO506iCと同等です。

寸法注意1 高さ106mm×幅50mm×厚さ28mm
質量 約140グラム
連続待受時間 約460時間
連続通話時間 約140分
メインディスプレイ 約2.3インチ(ヨコ320ドット×タテ240ドット)
QVGA TFT液晶 262,144色
カメラ機能 外側:CCDカメラ(有効画素数:130万/記録画素数:123万)
内側:なし
外部メモリ メモリースティック DuoTM
おサイフケータイ 対応

SO506iCの写真(オープン時)SO506iCの写真(クローズ時)
SO506iC

2. 植物原料プラスチックの使用箇所注意2

  1. ケース(LCDリア)
  2. 1. の側板
  3. ケース(キーリア側板)
  4. ケース(キーリアトップ)
  5. ケース(キーフロント)
  6. 電池蓋
  • 注意1 サイズは折りたたみ時のものです。
  • 注意2 表面積比で、約60%を植物原料プラスチックにて製造。植物原料プラスチック約22グラムを使用。
  • 注意「ウォークマン」「WALKMAN」はヘッドホンステレオ商品を表すソニー株式会社の登録商標です。
  • 注意「メモリースティック Duo」はソニー株式会社の商標です。
  • 注意「FOMA/フォーマ」「mova/ムーバ」はNTTドコモの登録商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。なお最新のお問い合わせ先は、お問い合わせをご覧ください。

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