フィリピン通信事業者PLDT社との包括的事業提携契約の締結
<2006年1月31日>
NTTドコモ(以下ドコモ)は、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京、代表取締役社長:和才 博美、以下NTT Com)、フィリピンの通信事業者Philippine Long Distance Telephone Company(本社:マニラ、CEO:Napoleon L. Nazareno《ナポレオンLナザレノ》、以下PLDT社)およびPLDT社の筆頭株主であるFirst Pacific Company Limited(本社:香港、CEO:Manuel V. Pangilinan《マニュエルVパンギリナン》、以下FPC社)の3社と、NTT Comの保有するPLDT社株式の12,633,486株(PLDT発行済株式の約7%)をドコモが約521億円で取得するとともに、フィリピンにおけるiモードサービスの開始を含めドコモとPLDT社が包括的な事業提携関係を構築することについて本日合意いたしました。
なお、本株式取得および包括的な事業提携は、ドコモとPLDT社の100%子会社である移動体通信事業者SMART Communications, Inc.(本社:マニラ、CEO:Napoleon L. Nazareno、以下SMART社)との間で合意した、SMART社のiモード導入についてのライセンス契約が、フィリピン関係当局からの許認可取得後に締結され、発効することを条件として実施されます。
本提携に伴い、ドコモはPLDT社およびSMART社に取締役各1名を派遣し、両社とともにフィリピンにおけるiモードサービスの開始、W-CDMAサービスの展開、および日本・フィリピン間の国際ローミングの更なる推進などを目指します。また、PLDT社株式の買い増しについても市場の動向などを見ながら検討していく予定です。
なお、PLDT社、SMART社、FPC社の概要は以下のとおりです。
PLDT社の概要
会社名 | Philippine Long Distance Telephone Company |
本社所在地 | フィリピン マニラ市 |
事業内容 | フィリピンにおける固定通信事業 |
経営実績(2004年) | 売上高…1,263億ペソ 営業利益…490億ペソ |
SMART社の概要
会社名 | SMART Communications, Inc. |
本社所在地 | フィリピン マニラ市 |
事業内容 | フィリピンにおける移動通信事業 |
FPC社の概要
会社名 | First Pacific Company Limited |
本社所在地 | 香港 |
事業内容 | 電気通信、食品事業などへの投資事業 |
取引後の株主構成
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