株式会社NTTドコモ 中国支社は、東広島市に対し、2016年4月1日(金曜)に「防災テレメータサービス」を納入します。本サービスにより、局地的な豪雨や河川氾濫等の気象災害に備えることが可能となります。東広島市では、「防災テレメータサービス」を活用し、氾濫時に人的被害が甚大であると想定される黒瀬川流域の浸水想定区域周辺の河川監視を行います。
中国地域で本サービスの導入は東広島市が初めてとなります。
「防災テレメータサービス」とは観測機を設置した場所の雨量や河川水位、さらには冠水や浸水などをドコモにて観測し、取得したデータをWEB閲覧等で提供する自治体・企業向けのサービスです。
本サービスの利用により、観測点の情報分析が可能になるため、近年急増している局地的な豪雨や河川の氾濫などの前兆観測に対応できます。ドコモは本サービスの提供によって、従来の防災機能を高度化できる新たな情報基盤の構築を支援しています。
■防災テレメータサービス
ドコモにて保有・管理する観測網「環境センサーネットワーク」で観測した気象データをベースに、河川水位や遠隔画像などの観測機能、情報管理者向けの表示・分析機能を加えた自治体・企業向けパッケージサービスです。雨量計・水位計、防災無線設備、サーバーなどを持たなくても、必要な観測情報をWeb閲覧などで得ることが可能になります。
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環境センサーネットワークとは
ドコモは、全国の基地局のうち4,000ヵ所に気象センサーを設置し、気象・環境情報の観測・蓄積を行っています。この情報基盤システムのことを環境センサーネットワークといいます。気象業務法にもとづく検定測器を備えていることから、気象庁のアメダス(全国約1,300ヵ所の降水量情報、約850ヵ所の気温情報など)に、ドコモの環境センサーネットワークのデータを加えることで、より高密度な気象情報をリアルタイムに提供することが可能です。また、局地気象や健康気象※サービス、防災などにも活用できます。
※気象情報を人体の健康のために活用すること |
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