導入事例:横浜市様

「AI運行バス®」で周遊性向上による地域経済の活性化

世界と日本を結ぶ港町として発展してきた横浜市では、ビジネスマンや観光客が使う交通ネットワークの利便性を高め、地域経済活性化につながる新たな技術を活用したシステムとして「AI運行バス」を、IOTビジネスを支援する「I・TOP横浜」で実証実験を行った。

乗りたいときに、乗りたい場所で、誰でも簡単に乗車予約ができるオンデマンド交通システム「AI運行バス」が、観光スポットなどの周遊性向上や賑わいの創出にどのような効果を発揮するか検証した。

  • 本事業(実証実験)はNEDOの委託を受け行っています。
業種 公共機関
エリア 関東(東京以外)
従業員数 1,001名以上

動画で見る

実証実験内容

実証実験のサービス・ソリューション

AI運行バス

AI運行バス®

ドコモの提供する次世代モビリティサービスです。

AI運行バス®

実証実験前・実験後の比較

導入効果
実証実験の内容 確認できた効果
1 ビジネスや観光など多様な都市機能が集まるエリアにおいて、「AI運行バス」が交通ネットワークの利便性向上に効果があるか検証したい。 1 乗車予約をしてからの平均待ち時間が10分以内。乗降ポイントでの待ち時間が短く、運行も循環路線バスなどに比べると効率的になる。
2 実証実験のエリア内に点在する商業施設や観光スポットへの周遊性が「AI運行バス」で向上するか確認したい。 2 移動時間が短くなることで、店舗での滞在時間が増えたり、周遊性が向上したりする。「賑わい創出」という効果につながることが期待できる。
3 乗車予約をするスマートフォンのアプリを利用した商業施設との連携が、集客に効果があるか検証したい。 3 「AI運行バス」の乗車予約をする際、利用者は店舗情報を見たり、クーポンを取得したりしている。利用者の来店動機が創出された。

お客さまの声

実証実験のきっかけ多くの人で賑わうエリアにおける観光スポットの周遊性向上や賑わいの創出について、効果を検証したい

横浜市経済局成長戦略推進部 新産業創造課長 髙木秀昭氏、株式会社横浜赤レンガ 営業部マネージャー 吉村麻紀 氏、ノボリタクシー タクシー運転 藤森謹一氏

歴史的な建物が残る「関内」や、新しい横浜の顔として開発が進む「みなとみらい」には、ビジネスや観光など多様な都市機能がコンパクトに集積し、多くの人で賑わっています。

このエリアでは交通利便性や観光スポットの周遊性を向上し、経済活性化につなげる重要性が高まっています。そこで新たな技術を活用した「AI運行バス」の実証を行いました。

「料金を考えるとタクシーには少し手が出ない」かといって、「バスを待つのは時間がかかるので面倒」。そうしたとき、スマートフォンのアプリなどから「AI運行バス」の乗車予約をすれば、希望する乗車ポイントに車両がすぐに来て、目的地に運んでくれます。

駅まで電車で来た方や自家用車で来て駐車場に停めた方などの二次交通として活用していただければ、交通渋滞の緩和への効果も期待できます。

今回の実証実験では対象エリアに33か所の乗降ポイントを設置し、その効果を検証することにしました。

実証実験の手応えAIによる効率的な配車指示による待ち時間短縮が利用者の評価を得た乗車予約時のクーポン取得が来店動機を創出した

AIによる効率的な配車指示による待ち時間短縮が利用者の評価を得た乗車予約時のクーポン取得が来店動機を創出した

実証実験の結果を見ると、利用者の感想はとてもよかったという印象を持っています。知らない人と乗合になることについても、あまり抵抗感がないという状況もわかりました。乗車予約後の平均待ち時間が10分以内だったことも評価された理由だと思います。

「AI運行バス」は、リアルタイムに要求を受付けて、数秒で効率性とサービス性のバランスをとった形でAIが配車指示を行います。それにより待ち時間が短くなりますし、運行も循環路線バスなどに比べると効率的にできると思います。さらに、需要予測機能を組み合わせ、さらなる最適運行を実現するスーパーデマンド交通の実現を進めています。

また、「AI運行バス」の実証実験ではエリアの商業施設などと連携して、利用者がアプリで乗車予約をする際、店舗情報を見たりクーポンを取得したりできるようにしました。実証実験に参加した商業施設の話では、利用者の来店動機につながったようです。

「AI運行バス」で移動時間が短くなれば、その分、店舗の滞在時間が増えたり、周遊性が向上したりして、「賑わい創出」という効果につながることが期待できると考えています。


お客さまプロフィール

別ウインドウが開きます横浜市様

横浜市の関内は馬車道、中華街、山下公園など古くからの観光地が多く、歴史的建造物も残る。また、みなとみらい地区では1980年代からウォーターフロント都市再開発が進められ、横浜ランドマークタワーやパシフィコ横浜などが建ち並んでいる。

検証システム

導入システム検証システム

営業担当者からのメッセージ

株式会社NTTドコモ 法人ビジネス本部先進ビジネス推進担当主査 中嶋育夫

株式会社NTTドコモ 法人ビジネス本部先進ビジネス推進担当主査 中嶋育夫

横浜市様との実証実験は、昨年に続き今年で2回目になります。元々観光に来た来街者の方のご利用を想定していましたが、昨年は来街者以外にも地域住民の方や在勤者の方を含め多くの方々に「AI運行バス」をご利用いただきました。今回の実証実験では昨年の経験を活かし、「AI運行バス」に機能を追加しています。今後もご利用者さまへの二次交通のサービス向上や地域経済活性化に貢献できるよう、「AI運行バス」をよりよいサービスにしていきたいと思います。

お問い合わせ

  • 掲載内容は2019年10月取材時点の情報です。
このページのトップへ