GREEN GIFT様

田んぼの見回り代行システムで水田管理を効率化
スマート農業の実現に貢献
千葉県横芝光町に20ヘクタールの広大な水田を運営するGREEN GIFT株式会社。水田の見回り作業の効率化を図るため、タブレットやスマートフォンを使って遠隔地からでも状況を確認できる水稲向け水管理支援システム「PaddyWatch」を導入。生産性が大幅に向上した。
業種 | 農林水産 |
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エリア | 関東・甲信越(東京以外) |
従業員数 | 1名〜50名 |
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導入内容
導入サービス・ソリューション
PaddyWatch 水稲向け水管理支援システム
圃場の水位・水温・温度・湿度を自動測定。タブレットやスマートフォンで遠隔地から状況を確認できるサービス
導入前・導入後の比較
導入前の課題 | 導入後の成果 | ||
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1 | 広大な水田を見回るのに1日あたり6〜7時間かかっていた。見回りの必要がないときにも目視で確認しなければならなかった。 | 1 | 圃場の状態を遠隔で確認できるので、稼働の削減につながった。1日あたり2時間の見回り時間の短縮を図ることができた。 |
2 | 水田管理のノウハウを伝えるのに苦労していた。新人や研修生には覚えるまでつきっきりで指導しなければならなかった。 | 2 | 水位・水温のデータと水田のコンディションを比較しながら覚えることができるので、新人や研修生でも覚えやすい。 |
3 | 米づくりをする上で、経験値や感覚に頼る部分が大きかった。 | 3 | 蓄積したデータをノウハウの獲得や今後の改善に活かすことができ、安定した方法で効率的な米づくりができるようになった。 |
お客さまの声
導入のきっかけ広大な水田の見回りに多くのリソースを費やしていた

米づくりにおいては水管理が一番大切です。水が少なくては草が生え虫がつきやすくなったり、反対に水が多すぎると稲が呼吸できなくなったりすることもあります。
私たちの水田は、20ヘクタールの土地に145枚の圃場があり、すべての圃場を一人で見回ると、およそ6〜7時間かかります。圃場の状況によってはさらに労力をかけなければならず、見回りだけでかなりのリソースを割いていました。また、経験者であれば水田の状態を見ただけでコンディションがわかりますが、新入社員など未経験者の場合、水を加えるか減らすかの判断ができないため、覚えるまでつきっきりで指導しなければなりませんでした。マニュアルのようなものがあれば、情報を共有でき、経験にかかわらず誰でも安定した方法でおいしい米づくりができるのではないかと考えていました。
導入効果1日平均2時間の見回り時間を短縮、作付けが約5%向上

PaddyWatchを導入してからは、見回りに費やす時間を1日平均2時間、短縮することができました。空いた時間をほかの農作物の作業に回すことができ、冬場に向けた作付けが約5%向上しました。専用アプリを使って、いつでも、どこでもタブレットやスマートフォンで圃場の状態を確認。休日や遠隔地にいるときもあんしんです。水位や水温が設定したしきい値を超えた場合にアラートメールを送ることも可能なので、稼働を最小限に抑えられます。日々の推移はグラフで可視化され、新入社員の教材としても役立っています。また、海外からの研修生を受け入れているので、PaddyWatchのデータをノウハウとして共有すれば、研修生が母国に帰った際に役立ててもらえると思います。今後は導入台数を増やし、さらに効率的な水田管理をめざしていけたらと考えています。

千葉県横芝光町にある農業生産法人。減農薬栽培にこだわり、甘くて真っ白な「白砂ねぎ」や千葉県の独自品種の米「ふさこがね」などを生産。九十九里浜の海風を受けて育った農作物はミネラルをたっぷり含む。
導入システム


営業担当者からのメッセージ

株式会社ドコモCS 千葉支店 法人営業部 第一法人営業担当 三辻 光
「効率的においしい農作物を生産したい」という、お客さまの希望に対して水田センサをご提案し、導入いただきました。効果を実感いただくなかで、導入台数を増やしていきたいというありがたいお言葉もいただいております。今後もドコモのソリューションでおいしい農作物をつくるお手伝いをしてまいります。
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