群馬県様

「医療先進県ぐんま」は緊急医療のさらなる充実をめざす
人口約200万人、関東北西部に位置する群馬県。県民が安全であんしんできる暮らしづくりのため『医療先進県ぐんま』を掲げ、医療分野でもさまざまな施策に取り組み、近年は救急医療の効率化を図っている。
業種 | 公共機関 |
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エリア | 関東・甲信越(その他) |
従業員数 | 1,001名以上 |
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導入内容
導入前・導入後の比較
Before | After | ||
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1 | 救急隊から病院側へ患者の容体などについて情報を伝える際に、これまでは口頭説明に頼るしかなかった。 | 1 | Microsoft 365(旧Office 365)を使って、簡単に救急現場から病院へ、画像や映像も使用し、患者の状況をより詳しく伝えることができるようになった。 |
2 | 救急隊が病院へ患者を搬送する際に、病院の受け入れ状況が、電話でしか確認できなかった。 | 2 | 救急隊から病院の受け入れ状況確認が視覚化され、患者の受け入れ拒否などの件数を減らすことができた。 |
3 | 従来のノートパソコンは、屋外や医療現場といった特殊な環境では、使用することが難しく、ICTの導入がすすまなかった。 | 3 | 耐水性(防水)と耐薬品性のあるタブレットにより、救急医療現場へのICTの導入が可能となり、効率化がすすんだ。 |
導入サービス・ソリューション


※「Office 365」は「Microsoft 365」に名称が変更になりました。
お客さまからのコメント
「一人でも多くの患者を助けるために、救急医療の効率化を進めていきたい」

群馬県は誰もが安全であんしんできる暮らしづくりをめざし『医療先進県ぐんま』を掲げてさまざまな施策に取り組んでおります。これまで別々に運用されていた医療に関する情報を統合し、統合型医療情報システムとして新たに運用を開始しました。
救急医療機関と消防本部にシステム専用端末としてWindowsタブレットを配置し、救急車のタブレットと合わせてICTを活用した救急医療の効率化と高度化を図りました。
導入の決め手はまず耐水性と耐薬品性です。災害現場では悪天候で使用するケースもありますし、使用後に薬品消毒できればあんしんです。また病院ではキーボードで文字入力をすることも多く、普段から使っているWindowsのタブレットなら病院スタッフも抵抗なく使えます。
救急車にタブレットを配備したことで、患者を搬送する際に病院側が収容できるか否かといった情報が事前にわかるようになり、混雑した医療機関を避けて別の医療機関を選定することができます。これまで重症以上の患者さんが3回以上受け入れを断られた回数についての統計があるのですが、タブレット導入によって約3割減少しました。
また救急搬送の際、病院側はできるだけ患者の詳細な情報を必要とします。以前は電話しか情報を伝える手段がありませんでしたが、Microsoft 365(旧Office 365)と既存のシステムを使って救急現場から病院に画像や映像の中継が簡単にできました。
今後は「てがき翻訳」を利用して外国人の救急患者さんにも、より迅速に対応したいですね。

面積の約2/3を丘陵山岳地帯が占め、首都圏をはじめ各方面へのアクセスも便利な群馬県。「県民のいのちを守る」ため、医療福祉分野に力を入れ「医療先進県ぐんま」を掲げている。
営業担当者からのメッセージ

ドコモCS群馬支店 法人営業部 第一法人営業担当 荻原 智恵
従来の搬送状況の共有だけでなく、Microsoft 365(旧Office 365)のアプリケーションの活用により映像で患者の状況をより詳しく伝える事ができました。それにより病院側の受け入れ準備もスムーズになり、群馬県の救急医療の分野において業務効率UPを実現することができました。
今後も群馬県・病院・消防と共に課題解決に向け一緒に考え提案していきたいと思います。
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- 現在はWindows10で各サービスをご利用されています。
- 導入事例内に表記している金額は、取材当時のものです。