東京無線協同組合様

人工知能が
タクシー需要を予測
「AIタクシー」で実車率アップ
東京23区、武蔵野市、三鷹市を営業区域とする53のタクシー会社が所属する東京無線協同組合は、営業中のタクシーにお客さまが乗車している割合=実車率を増やすため「AIタクシー」を導入した。タクシーを利用するお客さまが街のどこにどのくらいいるかという需要予測の値が地図上に表示されるので、経験が少ない新人ドライバーでもお客さまを見つけやすくなり、実車率のアップと売上の向上につながっている。
業種 | 運輸 |
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エリア | 東京都 |
従業員数 | 1,001名以上 |
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導入内容
導入サービス・ソリューション
AIタクシー®
スマホ・ケータイをはじめ、ビジネスのあらゆるシーンをサポート
導入前・導入後の比較
導入前の課題 | 導入後の成果 | ||
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1 | 経験が少ない新人ドライバーはどこを走ればタクシーを利用するお客さまがいるのかがわからず、売上につながらない無駄な走行をしていた。 | 1 | 「AIタクシー」の需要予測で、お客さまを乗せる可能性が高い場所がわかる。新人ドライバーも売上を伸ばしている。 |
2 | 知らない場所でお客さまを降ろしたあと、ドライバーの多くは馴染みのある地域に空車のまま戻っていたので、燃料の浪費になっていた。 | 2 | 知らない場所に行った時も、「AIタクシー」の情報でお客さまを見つけることができるようになった。効率的な運行が実現できている。 |
3 | 実車率が悪く、売上が伸びないために離職するドライバーがいた。人材の定着を図るため、実車率を上げるツールを探していた。 | 3 | 空車のまま街を走行する時間が減り、実車率が上がっている。新人ドライバーの売上も伸びているので、人材の定着につながっている。 |
お客さまの声
導入のきっかけ実車率をアップして、ドライバーの定着を図りたい

ドライバーには、どこを走ればタクシーに乗ってくれるお客さまに出会えるかというノウハウが必要です。新人ドライバーにはそのノウハウがないため、売上が伸びない人もいます。
また、お客さまの目的地が遠かった場合、帰り道は馴染みがないため、ベテランドライバーでも空車で戻ることが多く、燃料を無駄にしていました。知らない場所に行った時でも、どの道を走ればお客さまに出会えるのかわかるようにしたいと考えていました。
そうした折、ドコモが開発した「AIタクシー」の実証実験を一緒に行うことになりました。東京無線協同組合からは、お客さまを乗せた場所や時刻など、これまで蓄積してきた運行データを提供し、それをドコモの技術と合体して、タクシーの需要予測を割り出しました。実証実 験は4か月間、組合に所属する6社26台のタクシーで実施しました。
導入効果精度の高いタクシー需要予測で営業が効率化

実証実験の結果、「AIタクシー」の需要予測は実際の乗車実績と約93%も合致していました。1日の平均営業収入を比較すると、「AIタクシー」を利用していないタクシーと比べて、約3,000円アップしていました。このように効果が確認できましたので、東京無線協同組合は「AIタクシー」の導入を決め、現在約1,400台に搭載しています。
導入後、「AIタクシー」を利用している新人ドライバーは需要予測の値が多い場所に向かうと お客さまを乗せる可能性が高いと喜んでいますし、ベテランドライバーは経験で得たノウハウに加えて「AIタクシー」の情報を活用することで切れ目なくお客さまを乗せていると話しています。
今後は、東京無線協同組合に加盟する会社の人材不足を解消するために、「AIタクシー」というツールがあるので新しくドライバーをはじめる方でもあんしんして営業できますとアピールしていきたいと考えています。

1961年に創立。ドライバーの教育など、加盟会社のサービス向上を図っている。組合事務所にある配車センターでは、お客さまからの依頼を一括で受付け、加盟する会社のタクシー約3,800台を無線で配車している。
導入システム


営業担当者からのメッセージ

株式会社NTTドコモ 第一法人営業部 南 卓志
世界初となる「AIタクシー」を導入していただき、その結果、お客さまの売上増に貢献できたことをたいへんうれしく思います。スマートフォンが普及した現在、タクシー業界は従来からのビジネスモデルを変革する時期にあり、お客さまのドコモに対する期待はひじょうに大きいと感じています。その期待に応え、「タクシー業界にドコモ の南あり」と言われるよう、引き続きさまざまなドコモの商品を提案していきます。
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