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必須対策その⑤:スマートデバイスの不正利用をすぐさまキャッチする
最後の必須対策は、スマートデバイスの不正利用をすぐさまキャッチすることである。
ここで言う、不正利用とは、犯罪者によるデバイスの利用だけを指しているのではない。従業員が、会社が決めたルールを無視して、業務上必要のないスマートデバイスの機能を利用していたり、怪しげなサイトにアクセスしていたりといった行為も、不正利用の中には含まれている。
仮に、こうしたルール違反によって、例えば、従業員がビジネス上外部に漏らしてはならない場面をカメラで撮影し、ソーシャルメディアなどにアップしてしまったとすればどうだろうか。その従業員にまったく悪意がなかったとしても、会社としての社内統制・情報統制・社員教育のあり方など、すべてが疑われ、周囲からの信用・信頼が大きく損なわれることになる。
さらに不正利用を抑止するという意味では、従業員の使うスマートデバイスからSIMカードが抜き取られ、他のデバイスで不正に利用されることも早期に発見・阻止することが重要となる。
■具体策
上述したような不正行為を抑止するうえでも、すべてを人に頼ろうとせず、システム的な安全対策を講じておくことが大切だ。具体的には、次のような2つの対策を、仕組みとして展開することが必要とされる。
①スマートデバイス機能の集中的な管理とコンロトール:従業員が使うスマートデバイスの機能を集中的に管理し、使用可能な機能にシステム的な制限をかける。
②運用上、問題のあるデバイスを早期に見つけ出す:SIMカードの差し替えなど、運用上問題があるデバイスを自動的に検出する。
こうした対策の展開は、スマートデバイス活用の自由を制限することにつながり、従業員から反発を受けるおそれもなくはない。ただし、スマートデバイスの安全・安心な利用を実現するうえでは、必要とされる対策だ。どの機能に制約をかけるかは、従業員との調整が必要とされるだろうが、少なくとも、ルール違反の行為をキャッチし、必要に応じて機能の制限がかけられる仕組みは手にしておくことが必須と言えるのである。












