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テレワークの生産性を高めるIT環境
参加者や西野の声を聞くかぎり、在宅勤務などのテレワークが、個人やチームの業務効率化や生産性向上に有効であることは間違いないようです。
しかし一方でテレワークで業務効率が低下したという声も、少数とはいえ上がっています。彼らがなぜ効率を落としてしまったのかも気になるところです。
築﨑によれば、その理由として目立って多かったのは、「パソコンが普段使っているものとは異なり、使いにくかった」「家のパソコンは、ディスプレイが小さくて仕事がはかどらなかった」といったIT環境に対する不満だったといいます。
この点については、西野も「確かにIT環境がテレワークの生産性に与える影響は大きいかもしれません」と話した上で、こう続けます。
「従業員移動の負担を減らせ、業務効率も上げられ、働きがいある職場づくりにつながります。推進しない理由はない」と築﨑。
「当社の場合、以前から、会社や自宅、出先から同じデスクトップ環境(パソコンの操作環境)が利用できるように整備されていたのですが、2017年10月から、その環境に自宅にある個人のパソコンからもアクセスしていいルールが施行されました。以前は、会社に申請して在宅勤務用のパソコンを貸与してもらっていたのですが、新ルールのおかげで自分の使い慣れたパソコンが仕事で使えるようになり、生産性がまた一段アップしたように感じます」。
そう語りながらも、西野は、「自分の使い慣れた環境が一番ですが、結局は、慣れの問題なのでテレワークのメリットの方を優先して考えた方が得だと思います」と指摘します。
一方今回はじめて在宅勤務を経験した社員からは、「自宅にいると娯楽への誘惑が多く、自らを律して仕事に集中するのが難しかった」といった声も聞かれたとのこと。その声に対して築﨑はこう続けます。
「ドコモでは、テレワークを推進するなかで、社員の自律とチャレンジ精神を養うことを目標として掲げています。働く場所も、働く時間も自由に選べるというのは、社員にとってとてもありがたい環境ですが、一方で、目に見える成果を自分の裁量で出さなければならないという厳しさもあります。その環境のなかで、それぞれが自律して働きながら、どんどん新しいことにチャレンジしてもらう。そんな文化を醸成することが、ドコモがテレワークを推進する最大の理由であり、ゴールでもありますね」。













