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幅広い業界で活用が広がるIoT「ビーコン」の可能性

2019年6月21日

幅広い業界で活用が広がるIoT「ビーコン」の可能性

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通信範囲の狭さが、活用の幅の広さを生み出す

最近、「ビーコン」への注目度が高まっています。ビーコンとは光や電波を発信し、位置情報を知らせるための装置です。一般的には、地上にある無線局などから発射された電波を、自動車などに搭載された機器で受信することで、その自動車がどこにいるのかといった情報などを取得する用途などで活用されています。

ここ最近、さまざまな業界で注目されているのが、BLE(Bluetooth Low Energy)という低消費電力の近距離無線通信技術を用いたビーコンです。これは半径数メートルから100メートルほどの狭い範囲に届く電波を、数秒に1回ほど発信します。その電波にはIDなどの情報を入れることが可能で、店舗に設置すれば付近を通りがかった人のスマートフォンにクーポンやセール情報を送ることができます。

大きさはコンパクトで、小さいものでコイン、大きくてもたばこ程度。タグとしてモノに取り付ける、あるいは人が持ち歩くような使い方もできるので、子どもやお年寄りの見守り、倉庫にある荷物の管理などに応用することも可能です。

このような位置情報を把握する手段としては、人工衛星からの電波を活用したGPSもよく使われています。ビーコンはGPSと比べると通信範囲の広さで劣りますが、人工衛星からの電波が届かない建物のなかや地下などでも利用することができます。

幅広い業界で活用が広がるIoT「ビーコン」の可能性

また、通信範囲が狭い分、GPSより精密にモノや人の位置情報が特定できる点も大きなメリットです。安価でコンパクトなBLEビーコンは、低コストで、大がかりな工事なしで導入できます。そのため大企業だけでなく、中小企業でも業務の効率化やサービス向上のために、大いに活用の余地があるのです。

ビーコンが建設現場の働き方を改革する?

実際、どのようにビーコンが使われているのかを、事例を交えてご紹介します。

まずは、JR東日本とドコモが法人向けに展開している「山手線チェックイン」。これは山手線の全車両に設置している音波ビーコンを、法人向けに提供したものです。これを使えば乗客に向けてさまざまなサービスを展開することが可能で、あるゲーム会社はスマートフォン向けアプリで使用できる、山手線全29駅にちなんだレアアイテムを配信しました。

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また、兵庫県の伊丹市と株式会社ミマモルメは、市内の電柱などに見守り用カメラとBLEビーコン受信機を設置し、BLEの発信器(タグ)を持つ子どもや高齢者が近くを通ると家族や保護者に通知するサービスを実施しています。さらに、ミマモルメとドコモはBLEのビーコン受信機能を搭載した自動販売機を共同開発し、市内に設置。伊丹市、ミマモルメ、ドコモで「伊丹市におけるミマモルメ自動販売機に関する協定」を締結し、自動販売機を活用した見守りサービスの構築をめざしています。

さらに、労働力が不足するなか、働き方改革が求められている建設現場においても、ビーコンを活用した業務効率化への取組みが進んでいます。ドコモでは、ビーコンなどによって職員や職人の位置情報を取得し、スマートフォンやバイタルバンドで取得した歩数、活動量、心拍数などの情報、さらに専用デバイスで取得した機材の稼働状況や位置情報などをAIで分析。その結果を業務の効率化や生産性の向上に結びつける試みを行っています。

独自のシステム構築が不要な「ロケーションネット」

ドコモには「ロケーションネット」という、BLEを利用した専用タグを人やモノに装着することで、児童や高齢者の見守り、業務機器の位置把握ができるサービスがあります。近年は、このロケーションネットのような法人向けASPサービスを使うことで、独自にシステムを構築せずとも、スピーディーに人の見守りや物品管理の仕組みがつくれるようになりました。

たとえばANA(全日本空輸株式会社)では、ロケーションネットを活用して、利用客向けに貸し出している車いすやベビーカーの管理を行っています。空港内で使われている車いすやベビーカーにタグをつけ、アプリで追跡。集積所にストックがなくなっても、車いすやベビーカーがどこに行けば何台あるかが即座にわかります。それにより、繁忙期でもお客さまを待たせないサービスが可能になりました。

ほかにも、博物館や美術館、劇場などでの来場者の動線把握や分析、倉庫での物品管理、医療機器や医薬品の管理、家畜の見守りなど、ロケーションネットはさまざまな用途で利用できます。ビーコンを活用したサービスは、今後も幅広い分野で続々と生まれることでしょう。

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