ビジネス ニュース

ビジネスに役立つ情報が満載!「コラム」「漫画で見る」コンテンツを公開中!

いよいよ義務化「HACCP」を、IoTで手軽にクリアする方法

2020年9月14日

いよいよ義務化「HACCP」を、IoTで手軽にクリアする方法

  • facebook
  • twitter
  • line

食品衛生法の改正により、食品に関わるすべての事業者は、食品の衛生管理ガイドライン「HACCP」の導入が義務化されることになります。同法は2020年6月から施行され、約1年間の猶予期間が設けられます。つまり飲食事業者は、2021年6月までにHACCPを導入しなければいけないことになります。


1.HACCPを導入していない飲食店はまだまだ多い

HACCPとは、原材料の仕入れから最終製品の出荷まで、食品の安全性を確保するための衛生管理ガイドラインです。“Hazard Analysis and Critical Control Point”の略で、日本語では「危害要因分析・重要管理点」という意味になります。日本では、2018年6月に食品衛生法が改正されたことで、HACCPが食品に関わるすべての事業者に完全義務化されました。

食品衛生法では、営業許可が必要な34の業種が定められていますが、HACCP義務化の対象には、営業許可が必要のない業種も含まれます。大手食品メーカー、小規模の食堂、居酒屋、レストラン、農産物を加工販売する農業従事者、食品を運ぶ運送会社も対象となります。違反者には「最長3年以下の懲役」または「300万円以下(法人は1億円以下)の罰金」が課せられます。

HACCPは先行して海外でも導入されており、オーストラリアは1992年、アメリカは1997年、台湾は2003年、EUは2004年、HACCP導入を義務付けています。

2.HACCPの7つの原則のうち、4つを一気に解決しよう

HACCPの最大の特徴は、原材料の仕入れから製造・加工、梱包、最終製品の出荷までを、工程ごとに管理することです。ガイドラインでは、衛生管理計画を作成するために、下図のように7つの原則を定めています。

HACCPの7つの原則

この7原則のうち「原則3:管理基準の設定 (温度・時間)」「原則4:モニタリング法設定 (温度・時計)」「原則6:検証方法の設定 (記録・検査)」と「原則7:記録と保存方法の設定」の4つは、いずれも食品を管理する際の温度、およびその測定・記録方法に関するものとなっています。

つまり、温度の管理をITの力で自動化すれば、残りの3つの原則を対処すれば良いだけとなり、HACCPの基準をクリアするハードルは低くなります。

そこで登場するのが、ドコモが提供している「ACALA MESH」です。

3.センサーはコードレス、面倒な設定は不要

ドコモの「ACALA MESH」は、IoTを利用して食品の温湿度管理をサポートする、HACCP対応のクラウド型温湿度統合監視記録システムです。

ACALA MESHは、温度や湿度を測定するセンサーと、センサーが取得したデータを集約するベースステーションで構成されます。センサーは温湿度を計測したい場所に置くだけです。センサーは防塵・防水仕様で、冷凍庫のような低温の場所や高温多湿の場所、埃だらけの場所など、人に劣悪な環境にも工事不要で設置が可能です。バッテリー内蔵のため、電源コードは不必要となります(ベースステーションはAC電源に接続)。

設置例

使い方はシンプルです。ベースステーションの電源を入れると、自動的にセンサーと無線接続します。無線設定は必要ありません。続いて、PC、タブレット、あるいはスマートフォンを使って、設置したセンサーの表示名と、計測したい場所の「温湿度範囲」を設定します。

たとえば、冷蔵庫に設置したセンサーの温度範囲を0〜5℃に設定しておくと、庫内の温度が5度以上、または0度以下になった場合に、メールや電話でアラートが送られます。特別なソフトやアプリは必要なく、ふだん利用しているインターネットブラウザで利用できます。

設置したセンサーは、メッシュネットワーク(通信機能を持った端末同士が相互に通信を行うこと)を構成します。そのため、ネットワークが部分的に切断されても、センサーは別の経路でベースステーションにデータを転送します。

ベースステーションに集約された温度・湿度のデータは、ドコモの安定した回線を経由して、インターネット上にあるクラウドサーバーに保存されます。

4.営業時間外も、食品の安全を守り続ける

ACALA MESHを使うことで、手作業で温湿度管理する場合と比べ、どのようなメリットがあるのでしょうか。

まず、1日の計測回数に大きな差が生まれます。手作業の場合は、1時間に1回、2時間に1回のように、あるポイントでの温湿度計測となります。かといって、1分に1回のように細かく刻んでも、担当者の負担が大きくなり、その従業員は別の作業ができなくなります。かといって、人件費の問題もあるため、簡単に担当者を増やすわけにもいきません。

ACALA MESHなら、こうした心配はありません。センサーを必要な場所に設置すれば、自動的に温度・湿度を計測できます。1分単位の計測にも対応できます。

さらに、これまではスタッフによる計測が困難だった夜間や早朝、休日も、監視を続けます。設定した温湿度範囲を超えるとアラートが送信されるので、夜間、早朝、休日など、営業時間外のトラブルにも迅速に対応できます。

計測したデータは、さまざまな表示が可能になります。センサーが取得した温度、湿度は、アナログメーター風のデザインでわかりやすく表示されます。さらに、個々のセンサーの経過時間グラフ表示や、センサーの設置場所や電波状況をグラフィカルに表示することも可能です。

ここまで述べてきた通り、ACALA MESHはHACCPの推進役ともいえるシステムですが、もしかすると、「使ってみたいが、IoTは複雑そう」「機械は苦手」という人もいるかもしれません。不安な場合は、まずはデモ機(貸出機)を利用してから、自分の店に合うか合わないかを判断するのも良いでしょう。きっと、HACCP導入の助けになるはずです。

  • facebookfacebook
  • twittertwitter
  • line

お問い合わせ

メールでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

ドコモ・コーポレートインフォメーションセンター

0120-808-539

携帯電話・PHS OK

受付時間:平日午前9時~午後6時(土・日・祝日・年末年始を除く)

  • 海外からはご利用になれません。

このページのトップへ