ビジネスコラム

ビジネスに役立つ情報が満載!「コラム」「漫画で見る」コンテンツを公開中!

「5G」「ローカル5G」「キャリー5G™」。企業が知っておくべき5Gの活用法

2020年11月24日

「5G」「ローカル5G」「キャリー5G™」。企業が知っておくべき5Gの活用法

  • facebook
  • twitter
  • line

2020年よりサービスが開始された5Gは、企業のビジネスにどのような影響を与えるのでしょうか。5Gの種類や活用法について解説します。


1.5GとIoTがビジネスを変える

5Gは「第5世代移動通信システム」のことで、スマートフォンをはじめとする携帯型端末の通信手段として、現在主流である4Gの次世代となる移動通信システムです。従来の4Gと比較して、高速・大容量通信、低遅延通信、多数同時接続が特徴です。

より快適なインターネット環境の実現はもちろんですが、5Gはビジネスの分野でも活用が期待されています。特に注目を集めている一つが、IoTへの利用です。あらゆるものをインターネットにつなげるIoTは、5Gが持つ、高速・大容量通信、低遅延通信、多数同時接続と親和性が高く、これまで以上にIoTの普及が推進されると予想されています。

たとえば、工場では多数の機械の状況をリアルタイムで把握、制御、運用できるようになり、オートメーション化を促進、人手不足の解消や業務効率化にこれまで以上に貢献します。もちろん製造業以外でも5GとIoTが持つ可能性は大きく、自動運転や遠隔医療など、5Gの特徴を生かした新しい価値の創出が次々となされています。

4Gでの移動通信システムでは携帯電話やスマートフォンによるコミュニケーション用途での利用が中心でしたが、5GはまさにIoT時代のICT基盤としての役割が期待されています。

5GとIoTがビジネスを変える

別ウインドウが開きます総務省「第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望(総務省)」

2.さまざまな業種で5Gは活用できる

では、5Gは具体的にビジネスにどのような影響を与えるのでしょうか。ここでは、3つの分野を例に5Gがもたらす変化について解説します。

まず製造業への影響をみていきましょう。
製造業においては、工場内のモニタリング、設備の自動化、従業員の作業支援などにおいて5Gを活用することが考えられます。工場内の機器を5Gに接続することで、これまでは難しかった高精細な映像で、設備や機器のリアルタイム監視が可能になります。

たとえばドコモが提供するARスマートグラス「AceReal® for docomo」を5Gネットワークで使えば、現場の従業員が実際に目で見ている場所を、リアルタイム映像としてオフィスなどの離れた場所で共有することができます。これにより、経験が少ない従業員のサポートを熟練者が遠隔で行うことができ、技能伝承や業務効率化に貢献が可能です。

次は医療分野での5G活用です。医療の現場で期待されるのは、救急医療現場の改善です。これまでへき地・離島では提供される医療に限界があり、急患の場合はヘリコプターなどによる設備の整った病院への搬送が必要でした。しかし、5Gの高速・大容量通信と低遅延通信によって遠隔治療や手術中継などが可能になれば、遠隔地にいながらも迅速に患者の処置が行えるようになります。

教育業界も5Gによる変化が期待される産業です。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、塾などでは、オンライン授業やリモート授業が一般的になりつつありますが、今後は5GによってAR(拡張現実)やVR(仮想現実)を教育に活用できるようになります。

たとえば生物の授業では、人体の構造や筋肉の動きをCGで再現することで、リアルな内臓や筋肉を教材にすることができます。これまでの一方向かつ、動かない紙での学習に比べ、理解しやすく正確な知識の習得に役立てることが可能になります。

3.ローカル5Gなら自社の敷地内に構築できる

ビジネスで5Gを活用する場合には「ローカル5G」についても理解しておく必要があるでしょう。ここでは、ローカル5Gについて解説していきます。

ローカル5Gとは、大手キャリアが展開する5Gネットワークとは別に、地域企業や自治体などが自らの建物や敷地内でスポット的にネットワークを構築し、5G環境を利用可能にすることです。

この方法をとれば、5Gのエリア展開に含まれない地域でも、独自に5G環境を構築することができます。たとえば、ローカル5Gを自社工場に導入すればスマートファクトリー化が推進でき、医療機関が病院内に導入すれば遠隔診療が可能になるというわけです。

ローカル5Gなら自社の敷地内に構築できる

別ウインドウが開きます総務省「第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望(総務省)」

しかし、ローカル5Gを導入するためにはいくつかのハードルもあります。まず、必要なのは無線局への免許申請です。さらにエリア設計や無線システムの運用ノウハウなど専門的な知識も必要となるため、外部の専門会社に委託することも選択肢の一つとなるでしょう。またローカル5Gの構築費用が現状では非常に高価となっています。将来的にローカル5G用の装置価格が低廉化すれば、ローカル5Gが広く活用される可能性も広がっていくでしょう。

4.5Gをもっと簡単に利用する方法がある

自社でローカル5Gを導入することが難しい場合には、自治体が提供する実験施設の利用も可能です。たとえば、2020年6月に自治体としては初めて東京都がローカル5Gの免許を取得し、都内の中小企業などに実験施設を提供しています。

そのほかにも、ドコモでは大規模な工事を必要としない「キャリー5G™」サービスを提供中です。専用の台車に5G通信機器を搭載し、希望するエリアに設置することで簡単に5Gエリアを構築できるため、工事現場での遠隔支援や、イベント会場のデモ体験などへの活用が期待されています。

5Gのサービスは開始されたものの、まだ発展途中にあります。ローカル5Gも同様です。しかし、いずれも今後の社会環境、ビジネス環境を大きく変える技術であることはまちがいありません。すぐに5Gを活用したビジネスを始めないとしても、知識を深め、ビジネスへの活用方法をじっくりと模索することが肝要だといえるでしょう。

  • facebookfacebook
  • twittertwitter
  • line

お問い合わせ

メールでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

ドコモ・コーポレートインフォメーションセンター

0120-808-539

携帯電話・PHS OK

受付時間:平日午前9時~午後6時(土・日・祝日・年末年始を除く)

  • 海外からはご利用になれません。

このページのトップへ