IoT最旬インフォメーション

テクノロジーの進化とともに、IoTがビジネスや暮らしに“新たな価値”を生み出すスピードも加速しています。
本コラムでは、IoT業界の最新動向や旬な情報をお届けします。

第二回
IoTマネージドサービスで
IoT推進の壁を乗り越える!

前回、IoTの有スキル者不足や組織の壁などさまざまな課題によって、企業のIoTへの取組みが限定されていることを紹介しました。今回は、これらの課題解決のためにドコモが取組む「ドコモIoTマネージドサービス」を紹介します。

はじめに

企業がIoTに取組む際、さまざまな課題に直面していることが、前回紹介したような調査からわかってきました。また、海外拠点でのIoT導入には、国によって利用環境が異なるなど、国内での取組みとは別の課題も存在します。これらの課題に対応するべく、ドコモでは国内拠点と海外拠点それぞれに向けたIoTトータルサポートサービスを提供しています。

国内におけるIoTマネージドサービス

IoT導入を検討する企業が直面する課題として、IoTの知識を有する人材の不足、導入効果への不安、セキュリティへの懸念などが挙げられます。ドコモではお客さまがかかえるこれらの課題を解決するために、長期に渡るIoTの構築・運用実績から得た知見を集約した、コンサルティングチームを立ち上げました。このチームではIoTに関するコンサルティングからソリューション選定、システム構築、システム運用の支援に加えて、お客さまとドコモとの協創の検討も行う「ドコモIoTマネージドサービス」を提供しています。

図1 ドコモ IoTマネージドサービス

以下が「ドコモIoTマネージドサービス」の特長です。

特長1お客さまのご要望に沿った機材・回線の提供と一元受付

モバイルに加えて専用線などのネットワーク、IoTゲートウェイ、保守をお客さまのご要望に沿った最適なソリューションとしてトータルに提案。これらの監視・制御機能も提供します。さらに、お客さま向けの一次窓口を設置しているので、サービスごとに問い合わせ先を変えることなく、ドコモで一元的に対応できます。

特長2システムの可用性向上と運用保守の効率化

システムの運用保守については、ドコモのサポートセンターで監視、遠隔制御、ベンダ手配などを一元的に行うことにより、障害発生時の迅速な対応を可能にしています。システムの可用性を向上させるだけでなく、お客さまの運用保守業務の負担も軽減します。

特長3新しいビジネスの創出・拡大

本サービスの活用により、新たなビジネスを創り出す可能性が拡がります。ここでは具体例として、災害対応などでニーズが高まっている家庭用蓄電池のIoT化で新ビジネスの創出をめざすエリーパワー株式会社との協創を紹介します。

図2 エリーパワー様とのビジネス協創例

エリーパワー社が提供する蓄電システムは、各家庭にIoTゲートウェイを設置します。これをハブとしてBLE5、Wi-Fi などを介し、家に設置した各種センサーからセンシングデータを収集。これらのデータをドコモのセンシングデータ管理プラットフォームに蓄積・分析します。蓄積データは、ブロックチェーン技術を活用して、ログによる履歴確認ができる監査機能を提供することでセキュリティを確保しています。このように蓄積したデータを活用して、蓄電システム設置宅向けに家の状況把握サービスとして提供できるほか、パートナー企業向けには蓄積された多様なデータを分析・加工して提供することができます。そして、その先にはこれを活用した家における新たなサービス創出が考えられ、将来的にも可能性が大きく拡がっていきます。

海外におけるIoTマネージドサービス

一方、国内から海外に目を向けてみます。日本で製造した製品を、IoTを活用してグローバルに展開する際には、国ごとに煩雑な回線手配、現地でのサポートやトラブル対応の困難さ、現地規制や認証の手続きが分からないなど多くの課題があります。これらの課題に対し、ドコモはグローバルでIoTサービスを展開するために必要な各国での回線・オペレーション・コンサルティングをワンストップで提供するグローバルIoTソリューション「Globiot™」(グロビオ™)を提供しています。

図3 グローバルIoTソリューション(Globiot™)

Globiotは、国際ローミング、現地SIM、eSIM を組み合わせた最適な回線選定、各国でのビジネスモデル検討、海外での運用保守設計・サポート、通信環境調査、IoT関連規制調査・認証取得支援などを提供する海外導入向けのマネージドサービスです。

図4 Globiot™ソリューションメニュー

ドコモでは、既に2012年から通信回線を一元管理可能なdocomo IoT回線管理プラットフォームを提供しており、2014年からはeSIM※ 1 ソリューションを国内、ブラジル、中国市場向けに商用化しました。また、IoTWorld Alliance ※ 2、SCFA※ 3、Conexus ※ 4などのアライアンスやそのほか世界中の数多くの通信事業者との個別協業、さまざまなパートナー企業との連携を進めてきており、自動車・建設・農業・産業機械などの製造業のお客さまに提供してきました。これらの実績をベースにして、より多くのお客さまにご利用いただくために、IoTグローバル展開に必要な項目をメニュー化して2018年7月よりGlobiotの提供を開始しました。

次回は、さまざまなIoT・ICTテクノロジーを組み合わせて、建設業界の労働力不足解消や労働環境改善などの課題解決に挑む「建設IoT」の取組みについて紹介します。

<用語解説>
  1. eSIM:「Embedded Subscriber Identity Module」(組み込みSIM)の略。SIMを抜き差しすることなく、リモート操作で通信事業者の切替えが可能。
  2. IoTWorld Alliance:2013年~海外オペレータ9社とのグローバルIoTでの協業の枠組み
  3. SCFA: [Strategic Cooperation Framework Agreement]の略。ドコモ、中国China Mobile Communications Group、および韓国KT Corporationの3社間の事業協力。
  4. Conexus:「Conexus Mobile Alliance」の略。アジア・太平洋地域最大級の携帯電話事業者のアライアンス。

「参考文献:ビジネスコミュニケーション 9月号「IoT活用の現場から」」

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