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徳島県/地方創生セミナー 実施レポート

2019年1月23日(水曜)に実施した、徳島県における地方創生セミナーの内容を記者目線でお伝えします。

徳島県/地方創生セミナー 徳島県/地方創生セミナー

はじめに

2019年秋から次世代モバイル通信「5G」回線のテスト運用がはじまる。その最大通信速度は10GB/秒にものぼり、2010年当時と比べると1000倍もの超高速回線になるという。「5G」を使うことで、地域協創の一手を担えると聞くが一体何ができるのだろうか。

このコラムでは、年間を通して全国で行われる「地方創生セミナー」を見聞きして、地域ごとの地域協創に対する関心や新技術について、いちユーザーの視点で感じたまま追っていく。

初回は、2019年1月23日(水曜)に徳島県徳島市内で行われた「地方創生セミナー in 徳島」へ参加し、未来の新技術をはじめて目の当たりにしてきた。

世界に誇る「LED」の生産拠点を武器にアートの街へと進化

NTTドコモが全国規模での地域協創に全社的に力を入れていくにあたり、徳島市をはじめての開催地として選んだ理由はあるのだろうか。この疑問に対する答えが、徳島県知事の飯泉 嘉門(いいずみ かもん)氏の言葉にあった。

  • 「地域協創における日本の課題として、インフラや防災の完備のほかに急激な人口減少があります。確かに若い層は東京へ吸い寄せられてしまっていますが、徳島には徳島ならではの強みがあります。

    それは『光』です。

    県内には『LED』の世界最大の生産拠点があるだけでなく、次世代の光をテーマに新たな半導体の開発や光学的な技術によるセンサーで3次元的にものを見る研究も進められています」(飯泉氏)
  • セミナー風景

世界初の”青いLED”を作ったのもこの徳島だ。市内では川沿いや森を、光と音でデジタルアート空間にする「デジタルアートフェスティバル」が行われるなど、アートの街としての人気も徐々に高まっている。

全県Wi-Fi完備!?「IT拠点」として成長注目の地域だった

徳島にはIT拠点としての側面もある。そのきっかけとなったのは「テレビ文化」だった。

もともと徳島県は関西のテレビと四国のテレビの両方が観られる地域で、チャンネル数は東京と同じく10チャンネルあったのです。

ですが、アナログ放送から地デジへの切り替えがきっかけでチャンネル数が突然3つにまで減ってしまった。そこで各ご家庭にケーブルテレビを導入させることで、元の環境を整えるだけでなく、全県にわたりWi-Fi整備を進ませたことで『光ブロードバンド王国』となりました」(飯泉氏)

この取組みを関東・関西の都市部で活躍するIT企業に提案をはじめると、徳島県内にサテライトオフィスを立ち上げる企業がどんどん増えた。いまでは県内に60社以上あり、本社を移転する企業も出てきた。

このインフラ整備の実態から考えると、徳島県が「地方創生セミナー」の初回開催地に選ばれたのは自然な流れだったのだろう。

過疎地の診療所で医療革命! 大病院級のサポートも

つづいて、具体的な新サービスについて触れていこう。記者が最も気になったのは「遠隔診療サービス」のひとつで、「5G webカンファレンスシステム」と呼ばれるもの。

電子カルテはもちろん、MRIや診察・手術動画を4K~8Kクラスの高精細映像でリアルタイム配信することで、大病院の医師からのサポートを受けられる。

  • セミナー風景
  • セミナー風景

病院に搬送中の患者の動画や心拍数などのデータを送れば、救急医からの的確な指示を求められることもできるため多くの命を救うこともできるという。

同システムは、徳島県立中央病院と徳島県立海部病院の2か所で2019年の秋からテスト運用を開始される。遠くの病院へ行かずとも診療を受けられるというのは本当にありがたい。

災害現場では、より迅速に救出活動が可能になる

セミナー風景

同様に、高画質情報は災害現場で事故にあった人を救出する役にもたつ。ドローンを使って上空から映像を送れば、土石流や津波などのハザードマップを更新することもできる。

  • セミナー風景
  • セミナー風景

6時間近い長時間飛行もできるメタルケーブル接続の有線ドローンにAIを組み合わせれば、火事が起きた場所を瞬時に特定することも可能で、津波や河川の氾濫対策などにも応用がきくという。

「ビッグデータ」で人の動きを予測できるように

これからはじまる「地域協創」の新技術は、5G回線だけではなかった。

ドコモの携帯電話ネットワークを利用した「人口の統計情報」というビッグデータをもとにしたサービス「モバイル空間統計」が新しい価値観をもたらしてくれる。

セミナー風景

統計情報のサンプル数は国内最大級で、国内居住者のデータだけで約7千600万台、訪日外国人ですら約750万台分のデータがある。

  • セミナー風景
  • セミナー風景

日本全国の1時間ごとの人口を「性別」「年代」「居住エリア」「国・地域」などの切り口から分析できることから、交通インフラやサービスなど社会のあり方を大きく変えてくれそうだ。

そもそもターゲットが間違っていた! 観光地のあり方が大きく変わる

  • 四国ではじめてビッグデータの分析を利用したのは徳島県美馬市だ。

    藍の集積地としても江戸時代から有名なこの地区には伝統的な街並みが残っているのだが、これまでは観光客にはスルーされがち、という地域の悩みがあった。

    分析結果から街の施設を見直すと、想定していたターゲット層と実際の利用者の実態が大きくかけはなれていたことがわかった。

    飲食店自体がそもそも数を数えるほどしかないだけでなく、団体客や家族客を収容できる宿泊施設もない。確かにこれでは立ち寄りにくいと思われてしまうのもうなずける。

    弱点を知ることで、通過型の観光地から、滞在型にシフトする再生計画を進められたそうだ。

  • セミナー風景

まだまだ出てくる新サービスで魅力的な未来が見えてきた!

今回、紹介したサービスはあくまで一例で、この「地域協創」プロジェクトではまだ見ぬ未来の新技術が続々と登場する予定だ。また、同じ技術でも使い方次第で全く違う効果が生み出される可能性も秘めているのも興味深い。

  • セミナー風景
  • セミナー風景
  • セミナー風景

それぞれのやり方で「地域協創」をめざすこともできるかもしれない。まだ、これらの技術に触れていない方たちには、ぜひ一度触れてほしい。

プログラム

時間 講演タイトル
12:00~13:30 受付開始・展示観覧
【主催者挨拶】
13:30~13:40
株式会社NTTドコモ 取締役常務執行役員
古川 浩司(ふるかわ こうじ)
【後援者挨拶】
13:40~13:50
徳島県知事 飯泉 嘉門(いいずみ かもん)様
【基調講演】
13:50~14:35
「地方創生の現状について」
内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局
地方創生総括官 稲山 博司(いなやま ひろし)様
14:35~14:40 休憩
【特別講演】
14:40~14:55
「徳島県における災害対策等への取組み」
徳島県政策監
福井 廣祐(ふくい こうすけ)様
14:55~15:25 第一部
「ドコモの災害対策への取組み」
株式会社NTTドコモ 災害対策室
室長 小林 和則(こばやし かずのり)
15:25~15:45 第二部
「ドコモの徳島県での取組み」
株式会社ドコモCS四国
徳島支店長 土屋 秀行(つちや ひでゆき)
15:45~15:50 休憩
15:50~17:10 第三部
「ドコモの地方創生への取組み~先進的技術のご紹介~」
農林水産について
観光について
教育について
働き方改革について

株式会社NTTドコモ
地域協創・ICT推進室
主査 川野 千鶴子(かわの ちづこ)

四国支社法人営業部ICTビジネス推進
主査 稲月 裕介(いなづき ゆうすけ)

地域協創・ICT推進室
社員 米島 和奈(よねじま かずな)

法人ビジネス戦略部アライアンス推進担当
主査 中村 公宜(なかむら きみのり)
【閉会挨拶】
17:10~17:15
株式会社NTTドコモ 執行役員
四国支社長 立石 真弓(たていし まゆみ)

  • 掲載内容は2019年1月23日時点の情報です。
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