ドコモが描く5G時代の新たなサービス

ドコモが描く5G時代の新たなサービス

2020年2月5日(水)、6日(木)の2日間、沖縄県宜野湾市にあるコンベンションセンターで「ResorTech Okinawa(リゾテック・オキナワ)おきなわ国際IT見本市」が開催された。プレ開催となる本イベントで、ドコモは5G時代の新たなサービスを展示。ブースでは5つのサービスの展示・体験会を行い、多くの人で賑わった。

ドコモが描く5G時代の新たなサービス 〜ResorTech Okinawa~

「ResorTech Okinawa
おきなわ国際IT見本市」とは

「ResorTech Okinawa おきなわ国際IT見本市」は、「リゾート」×「IT」をコンセプトに、観光産業と情報通信関連産業の活力を成長のエンジンとして、全産業の発展と豊かな地域社会の実現を目的として開催。観光・農業・水産業・小売・飲食・製造・医療など産業全体と、地域に暮らす人々の生活を豊かにするために活用可能な、幅広いテクノロジーのショーケースをめざすものとなる。

プレ開催として実施された本見本市では、リゾート観光行動と、地域の社会活動を楽しく、便利で、 豊かにするためのキャッシュレスなどのソリューションの展示や、世界各地から集まるスタートアップ企業の交流、産業間のさまざまなビジネスマッチングなどを通じて、SDGsに提起された社会課題を、テクノロジーによって解決につなげることをめざす。

オープニングから賑わいを見せた本イベントについて、実行委員会・委員長の稲垣潤一氏は「プレ開催にもかかわらず、国内外合わせて130もの企業が集まり、本見本市への期待値を実感した。」と語った。

また、開催地である沖縄県知事・玉城デニー氏は、「実証事業、導入支援、スタートアップ支援、人材育成など、年間を通じて行う施策基盤であり、観光をはじめとした全産業においてITテクノロジーの活用によるイノベーションを起こすことにより、SDGsにおいて提起された社会課題の解決につなげることをめざしております。」と話した。

「ResorTech Okinawaおきなわ国際IT見本市」とは

「ResorTech Okinawaおきなわ国際IT見本市」とは

沖縄初上陸!5Gの実現により、
選択肢が広がる社会へ

ドコモ展示ブースでは、2020年春に開始予定の5Gを活用した「サイネージ」「XRフェンシング観戦」「VRサイクリング」「ポケットアバター」「XR会議」の5つの体験を実施。どれも沖縄初上陸だという。

さまざまな体験を通して、あらゆる物事の効率化はもちろん、エンターテイメントをより楽しむための施策やリアルな体験による観光誘致など、5Gの可能性を感じられた。今回同イベントで体験した5つを簡潔に紹介したい。

観光先の“その日”のおすすめが一目でわかる「スマートサイネージ」

はじめての土地に観光で訪れた時、定番の観光ルートだけでなく、現地の人に案内してもらえると旅はもっと楽しくなるのでは。そんな需要に答えるように造られたのが「スマートサイネージ」。タッチパネル式のサイネージはSNSと連動されており、瞬時に周辺のSNS情報を拾い集める。周辺で人気の店やイベント、観光客が反応していることがリアルタイムで可視化されるため、天候や季節、時期に合った旅のカスタマイズが容易となる。コンシェルジュ機能も搭載され、土地に詳しいコンシェルジュとタイムラグなくTV電話で会話できる。

またサイネージに設置されているカメラはAIと組み合わせることにより、年代や性別を即座に感知する仕様だ。たとえば女性には周辺のカフェを紹介し、男性にはビールの美味しい飲食店を案内するなど、年代や性別に応じたコンテンツを配信することで、ビジネスとしての活用も期待できる。

沖縄初上陸!5Gの実現により、選択肢が広がる社会へ

沖縄初上陸!5Gの実現により、選択肢が広がる社会へ

リビングルームがスタジアムになる「XRフェンシング観戦」

「XRフェンシング観戦」は、ドコモが今後販売を予定しているウェアラブルデバイス「magicleap1」を用いて自由な視点で観戦体験できるデモシステムだ。今回の展示では、日本フェンシング協会会長で北京・ロンドン五輪銀メダリストの太田雄貴氏と一流選手との対戦の様子を、自由な視点で観戦することができた。将来的にはリアルタイムにXRコンテンツ化して5Gで配信することで、リビングルームにいながらスタジアムで観戦しているような臨場感・迫力を感じることができるようになる予定である。
また視点も自由に変えることができ、スタジアムの固定された観客席での観戦とは全く異なる、新たなスポーツ観戦が可能となる。

リビングルームがスタジアムになる「XRフェンシング観戦」

リビングルームがスタジアムになる「XRフェンシング観戦」

自宅にいながら全国のサイクリングコースを巡る「VRサイクリング」

自転車スピード連動型の360°VR映像再現システム「VRサイクリング」は、ホテルや観光施設などの屋内にいながら登録されたサイクリングコースをVRで巡ることができる。5Gの高速性を活用し、大型モニターに映し出された景色と自転車スピードを連動させることにより、実際に現地でサイクリングしているような体感できるものだ。スピード感の連動に加え、体感する風なども再現し、よりリアルなサイクリング体験を楽しむことができた。

運動不足の解消はもちろん、1分程度の動画で沖縄でのサイクリングを体感してもらうことにより、より現地への好奇心がくすぐられ、観光客誘致の可能性も感じられた。

自宅にいながら全国のサイクリングコースを巡る「VRサイクリング」

自宅にいながら全国のサイクリングコースを巡る「VRサイクリング」

立体空間でオンライン会議が身近になる「XR会議」

ワーケーション先の新たな会議サービスとして展示された「XR会議」。通常のWeb会議と違い、XR画面を覗き込むと、空間全体が目の前に広がる。目の前には会議相手のアバターが立体的に映し出され、顔や手の動きも連動されることにより、同じ会議室でミーティングしているような臨場感のある会議が実現する。

画面内ではCGで作成したイメージを簡単にアップロード・共有できるため、意思伝達が容易となるのもポイントだ。従来の資料を用いた会議ではなく、空間にある物体(イメージ)を移動させながら議論できるため、より直感的な意見交換が可能な点は、近距離であっても重宝されるだろう。距離という概念がなくなり、遠距離近距離問わず、XR会議が定番となる日が来るかもしれない。

立体空間でオンライン会議が身近になる「XR会議」

立体空間でオンライン会議が身近になる「XR会議」

自分のアバターが数秒で作られる「ポケットアバター」

撮影ボックス内で撮影すると、自分のアバターが作られる「ポケットアバター」。ボックスのなかで数秒間立っているだけで瞬時に全身をスキャン。スキャンした映像をアプリに送信すると、オリジナルアバターによるスタンプやGIFが作成され、主にSNSで活用できる。

将来的には前述した「XR会議」のアバターとして活用するように作られたが、LINEスタンプのように利用できるアバターが思いのほか好評だったため、ショッピングモールに導入している実例もあるのだという。

自分のアバターが数秒で作られる「ポケットアバター」

自分のアバターが数秒で作られる「ポケットアバター」

ドコモが描く5Gが実現する
未来像

さまざまな角度で5Gを活用したサービスを展開するドコモ。5Gで実現する産業革命について、ドコモ法人ビジネス戦略部部長・本高祥一氏は「5Gそのものはツールのひとつであり、AIなど最新のテクノロジーと連携し社会的な課題を解決したり、新しい価値を創出していくことが、5Gを活用した取組みの意義である。」と語った。

実は日本は、少子高齢化をはじめとした"課題先進国”であると本高氏は指摘する。「課題の解決には一生懸命に取組むが、課題解決だけでは"マイナスをゼロ”に戻すだけで終わってしまう。次の世代にバトンを渡していくには、マイナスをゼロにするだけではなく、ゼロからプラスを作っていかなければいけない。そういう意味では課題解決だけでなく、新たな価値を創出するということが非常に重要。観光への取組みは、課題もあるが、新たな価値をつくっていくということに近いと思っている。」と、地域協創と5Gの関わりを示した。

ドコモが描く5Gが実現する未来像

ドコモが描く5Gが実現する未来像

5Gでよく言われるのは「映像を見るときのダウンロードが非常に早くなる」ということ。現在の4Gがおよそ1ギガとすると、5Gの将来的な目標は20ギガ※と、20倍もの数字となる。だが速度は今までの延長線上の変化であり、重要なのは「低遅延」と「多数接続」であることだと本高氏は話す。

「低遅延=タイムロスが少なくなることで、たとえば遠隔医療や自動運転に活用が可能になる。ここで遅延があると、医療の微妙なタイミングを逃す、ブレーキが間に合わない、などが起こってしまう。

また、多数端末においては、4Gでは1㎢あたり10万デバイスといわれているものが、5Gでは将来的に100万デバイス※となり10倍となる。これにより、世の中のいろんな動きをセンサーから把握しデータ解析することで、課題の発見や新しい価値の創出につなげられる。つまり、人が手間暇をかけなくても新しい価値を生み出せるということ。」と、5Gで実現する未来について語った。

4Gとの違いについては「4Gまでは人がつながるようにというコンセプトであったが、5Gに期待するのは、社会課題解決や新しい価値の創出。都心部・地方問わず、できるところから対応を進める」という話が印象的だった。『4Gから5Gへ。』それだけを聞くと、3Gから4Gに変化した時のように通信速度が早くなるというイメージを持つが、5G世代の本質は5Gへの移行ではなく4Gとの共存であり、社会全体をプラスに変えていくことにある。
ゼロからプラスに変わっていくであろう5G時代に希望を感じた。

※国際標準化(Recommendation ITU-R M.2083-0)で議論されている将来的にめざす要求条件

(本内容は2020年2月5日取材時点のものです。)

ドコモの5G

「DOCOMO Open House 2020」の全容―
“5Gが生み出す革新的協創“

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