• 2019.12.18
  • 特集

5Gプレサービス発表会「5G OPEN DAY」レポート②

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パートナーとの協創で「安全」と「安心」を守る

2019年9月18日(水)、5Gプレサービス発表会「5G OPEN DAY」を、ベルサール汐留で開催しました。今回は、そのレポート第2弾。テーマは「パートナーとの協創で『安全』と『安心』を守る」です。
本発表会では、あらゆる産業にまたがる3000社・団体の5Gオープンパートナーの中から、20ブースを設けて、2カ所の会場で展示を行いました。ここでは2階の展示会場で行ったパートナー企業による展示の概要と、私たちの暮らしの安全&安心に関わるソリューションをご紹介いたします。

2階会場では、「Public」「Work」「Health care」「Industry」「Education」の5つの産業分類に分けて、人手不足の解消や、生産性向上、災害対策、地方創生、高齢化問題、技術継承、効率化・省力化などのさまざまな社会課題に対し、5Gを活用したソリューションを、それぞれ趣向を凝らして紹介しておりました。

2階展示会場入り口横に掲示した「5Gオープンパートナープログラム」の最新ニュース

ではまず「Public」コーナーの、セコム株式会社の展示ブースをのぞいてみましょう。ご覧のように、「バーチャル警備員」が爽やかに「こんにちは!」と私たちをお出迎えしてくれます。

エントランス正面の「Public」コーナー

セコム株式会社の「バーチャル警備員」がお出迎え

画像監視システムや自動応答システムを備えるこのバーチャル警備員は、まるで本当の人間のような存在感で警戒監視の役を担い、受付係の任も代行してくれます。高速・大容量・低遅延の5G通信で本部の遠隔監視センターや建物内の防災センターとつながっており、緊急時には急報を受けたリアル警備員が現場に駆けつける仕組みになっています。
人手不足の解消はどの業界でも喫緊の課題の一つですが、私たちの「安全」を守る警備業においても大きなテーマとなっています。このままではさらなる少子高齢化による人材不足の加速で、「安全」が脅かされることにもなりかねません。警備人材が不足する情勢下のセキュリティニーズに対応し、警備業務の生産性向上に貢献するこのシステムは、まさに5G新時代ならではのソリューションといえます。

続いて「Industry」コーナーに足を踏み入れてみましょう。
建物、道路、トンネルや橋梁などの社会インフラを構築、維持することで、暮らしの安全と安心を担う建築・土木業界は、現在、建設労働者不足などによる生産性の伸び悩みや、熟練技術者の高齢化による若手への技術承継が大きな課題となっています。

「Industry」コーナーでは、工場や建設現場での効率化、省人化のためのソリューションを展開

竹中工務店が開発中のタワークレーン遠隔操作システム

株式会社竹中工務店ブースで展示したソリューションは、代表的な建設機械の一つであるタワークレーンのオペレーションに画期的な効率化をもたらすシステムで、建設労働者不足を補い、生産性の向上に資するものです。従来、オペレータはクレーンを操作するためおよそ50mを上り下りする必要がありましたが、同システムでは事務所内に複数台のコックピットを設置、5Gで無線ネットワーク化することで、クレーンの遠隔操作を可能にします。これにより高所作業の必要がなくなり、若手オペレータに熟練技術者が指導教育しやすい環境を作りだすことができます。

このように、私たちが「安心」して暮らすことのできる住みよいまちづくりのために5Gは多くの分野で貢献ができます。

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