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説明会資料

社長コメント(2014年10月31日 2015年3月期 第2四半期決算について)

NTTドコモ社長の加藤でございます。

第2四半期の決算につきましては、営業収益2兆1,730億円と前年同期比260億円の減収、営業利益3,996億円で前年同期比736億円の減益となりました。

新料金プランは6月のサービス開始以降、お客様に大変ご好評いただき、9月末日時点で943万契約に到達しました。これにより、オペレーション数値は改善傾向が継続し、純増数は前年同期比約5倍と大幅に増加しました。加えて、新機種発売の効果もあり、スマートフォン利用数は前年同期比約1.2倍の2,640万契約となりました。

LTEネットワークにつきましては、基地局の設置が計画通り進展しております。受信時最大225Mbpsの超高速通信を実現するLTE-Advancedを今年度中にスタートすべく、引き続き強化を続けます。

「dマーケット」につきましては、「dマガジン」・「dビデオ」・「dヒッツ」を中心に取扱高が着実に拡大しており、前年同期比 約30%増加の346億円まで成長しました。下期もより一層、販売を強化します。

他方、新料金プランのご契約者が弊社の想定を上回るペースで増加したことから、先行的な減収影響が当初の見込みよりも大きく発生しました。これをうけ、2014年度の業績予想について、見直しが必要と判断しました。営業利益を1,200億円下方修正し、6,300億円といたします。年度当初にお示しした利益目標を見直すことにつきまして、心からお詫び申し上げます。

今後は、修正後の業績予想を達成することはもとより、今年度の利益を底にし、来年度以降の業績の回復を目指して経営を進めてゆく所存です。

2015年2月には、「ドコモ光」のサービスを開始する予定です。NTT東西が卸売する光回線を借り受け、新料金プランをベースに、ドコモがモバイルと光回線を一体的にお得にご提供するものです。長期利用のお客様、ご家族でご利用のお客様の更なる利便性向上を実現したいと考えております。

コスト削減の取り組みも強化します。年度当初の削減目標額に対し500億円を追加し、年間で1,050億円の削減を実行します。

また、株主還元の充実にも取り組みます。年度当初に設定した自己株式5,000億円の取得枠のうち、未実施分の約1,900億円につきまして、11月より市場からの買い付けを実施いたします。さらに、期末配当の予想額を5円上方修正し、年間配当を65円とすることといたしました。

今後の利益回復に向け、本日、中期目標もお示しいたしました。新料金プランと「ドコモ光」を軸に、早期にモバイル事業を回復させるとともに、新領域事業の利益成長、及び大胆なコスト削減を進めて参ります。

また、設備投資のコントロールも含め、フリーキャッシュフローの拡大に努め、増配と自己株式取得により株主還元の強化を図ります。

今、ドコモの真価が問われていると認識しております。経営目標の達成に向けて、全社員が一丸となって不退転の覚悟で取り組みます。株主・投資家の皆様におかれましては、引き続きご支援賜りますよう、お願い申し上げます。

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