4.1 NRの特徴

「3GPPにおける5G標準化動向」目次

NRの特徴の1つとして、ノンスタンドアローン運用に対応していることが挙げられる。ノンスタンドアローン運用とは、NR単独ではエリアを提供せず、LTE/LTE-Advancedのエリアと組み合わせてサービスを提供する運用形態である。
既存のLTE/LTE-Advancedネットワークでは、2GHz、800MHz帯といった周波数を用いて、すでに幅広い面的なエリアでサービスが提供されている。一方5Gでは、初期導入の段階では、ミリ波帯などの新たな高周波数からの展開が想定されており、需要のあるエリアからの局所的な展開を行うシナリオが考えられる。このようなNR向けの新規周波数を用いたネットワークを、既存の周波数帯を用いたLTE/LTE-Advancedのネットワークと併用して運用することができれば、NR単独で局所的にサービス提供するよりも、より利用者に対して快適な通信を提供することが可能である。また、オペレータのサービスエリア展開の観点からも、LTE/LTE-Advancedと組み合わせて5Gを提供するノンスタンドアローン運用は、既存のサービスエリアにNRを局所的にアドオンし、需要に応じて順次展開できるため、5G初期導入時の最も有望な提供形態である。このような背景からノンスタンドアローン運用は、ドコモを含めた世界各国で5Gの早期導入を検討しているオペレータから注目を集め、スタンドアローン運用に先駆けて、2017年12月までに仕様を策定する合意に至った。ノンスタンドアローン運用の技術的詳細は、本誌特集記事[5]で解説する。

4.2 NRを収容する5Gコアネットワークの特徴

本記事は、テクニカル・ジャーナルVol.25 No.3(Oct.2017)に掲載されています。

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