5G無線アクセスネットワーク標準化動向
概要
第5世代移動通信システム(5G)の早期導入に向けて、3GPP RANにおいて、5Gの要求条件を満たすための無線アクセスネットワークの要素技術がさかんに検討され、2017年3月に基本検討であるSIが完了した。現在、SIでの検討内容を踏まえて、2017年4月より標準仕様策定作業が本格的に開始されている。本稿では、SIの検討結果、および標準仕様化予定の上位レイヤの要素技術を解説する。
ウメシュ アニール/ウリ A. ハプサリ/内野 徹/戸枝 輝朗/高橋 秀明
- 1. まえがき
- 2. LTE-NR DC
- 2.1 概要
- 2.2 無線プロトコルの機能拡張
- 3. CU-DU functional split and open interface
- 4. 5G無線アクセスネットワーク
- 4.1 RAN構成
- 4.2 U-plane無線プロトコル
- 4.3 C-plane無線プロトコル
- 5. あとがき
文献
[1] 巳之口,ほか:“3GPPにおける5G標準化動向,” 本誌,Vol.25,No.3,pp.6-12,Oct. 2017.
[2] 内野,ほか:“さらなる高速大容量化を実現するキャリアアグリゲーション高度化およびDual Connectivity技術,” 本誌,Vol.23,No.2,pp.35-45,Jul. 2015.
[3] 安部田,ほか:“さらなるLTEの進化,スマートライフをサポートするLTE-Advancedの開発,” 本誌,Vol.23,No.2,pp.6-10,Jul. 2015.
本記事は、テクニカル・ジャーナルVol.25 No.3(Oct.2017)に掲載されています。