2.2 サービスベースアーキテクチャ

「5Gコアネットワーク標準化動向」目次

5Gコアネットワークアーキテクチャでは、ノード間の連携に着目した場合の、5G実現方式としてサービスベースアーキテクチャが採用された(図2)。本アーキテクチャでは、前述のAMFやSMFのようにネットワークに必要な個別機能群NF(Network Function)を定義し、これらNFがサービスベースインタフェースと呼ばれる統一的なインタフェースを介してそれぞれ接続される。NFはさらに細分化された複数の単機能のNFサービスで構成される。これらのNFサービスに、他のNFにあるNFサービスは、他ノードを介すことなく直接アクセスできる。サービスベースアーキテクチャでは、必要なNFサービスの発見機能を提供するNRF(Network Repository Function)が規定された。
サービスベースインタフェースの具体的なプロトコルは検討中であるが、HTTP(HyperText Transfer Protocol)※18ベースのRESTful※19、その上でJSON(JavaScript Object Notation)※20を使うことなどが議論されており、共通のプロトコルでネットワーク機能間の連携を統一する方向である。EPCのC-planeプロトコルとして利用されているGTP(General Packet Radio Service Tunneling Protocol)-C※21は、採用しない方向である。

図2 サービスベースアーキテクチャ

図2 サービスベースアーキテクチャ

  1. HTTP:WebブラウザとWebサーバの間で、HTML(HyperText Markup Language)などのコンテンツの送受信に用いられる通信プロトコル。
  2. RESTful:提供される情報を直接指し示してステートレスに情報を取得/提供する考え方。
  3. JSON:JavaScript®のオブジェクト記述に基づくデータ記述言語。OracleとJAVAは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標。
  4. GTP-C:ユーザデータの伝送を行うために利用されるコアネットワーク内での通信経路の設定を行う通信プロトコル。

2.3 仮想化のさらなるサポート

本記事は、テクニカル・ジャーナルVol.25 No.3(Oct.2017)に掲載されています。

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