ドコモや主要ベンダの5Gへの取組み、現在行っている5G実験協力など、5G Tokyo Bay Summit 2015での展示内容をご紹介します。
ドコモによる5G研究
- 次世代移動通信システム5G
ドコモが研究開発を進めている5Gのコンセプト、目標性能および実証実験、2020年の5G実用化に向けた数々の活動および今度の展望を紹介
- 非直交多元接続(NOMA)伝送実験
ドコモが提案する非直交多元接続(NOMA)の概要、および適用効果を屋内実験により紹介
- 将来コアネットワーク
将来コアNWと5G無線技術と将来コアNWによって、あらゆるモノがつながり、さまざまなサービスが実現される世界を紹介
- 極薄フロントエンド
設置性に優れ、低コストなMassive-MIMO基地局装置の提供につながる先進的研究の取り組みとして、装置の極薄化を目的とするフロンエンド技術を紹介
- 5G電波伝搬
高周波帯の伝搬特性の測定・解析結果と試作した20GHz帯でのチャネルサウンダを紹介
ベンダ9社との5G実験協力
- アルカテル・ルーセント
- 5G信号波形設計
5G移動通信で実現が期待される多様な新サービスに向けた厳しい要求条件を効率よく満たす、有望な信号波形候補に関する最新の評価・実験結果、およびリアルタイム・デモを紹介
- エリクソン
- 5G無線アクセス伝送実験
15GHz周波数帯を用いた屋外伝送実験において5Gbps以上のデータ通信に成功した5G実験装置、および本装置を用いた4Kストリーミングを紹介
- 富士通
- 超高密度分散アンテナ技術
さまざまな環境に応じてフレキシブルに構成可能な分散アンテナを用いる、超高密度セルの協調スケジューリングによる動的仮想セル制御技術を紹介
- ファーウェイ
- 5G無線技術の大規模検証術
6GHz以下の周波数帯によるMassive MIMO、F-OFDM、ポーラ符号、新多元接続方式など、最新技術開発に向けた取組みを紹介
- Licensed-Assisted Access
新たに開発した干渉制御機能によるLicensed-Assisted Access(LAA)と無線LANの同じ周波数での共存デモを紹介
LAA:無線LANなどが利用するアンライセンス周波数帯でLTEを利用する技術
- NEC
- 5GHz帯 Massive MIMO
5.2GHz帯において、128素子(2偏波)のアクティブアンテナを用いたビームフォーマによる最大16MIMOストリームの空間多重実験を紹介
- ノキアネットワークス
- 超広帯域ミリ波無線通信
ミリ波帯におけるドコモとノキアの5G共同研究の成果である実験装置を使用した2G bps超のデータ通信とビーム追従機能のデモを紹介
- 三菱電機
- 超大容量Massive MIMO伝送
44GHz帯多素子アンテナによるアナログビームフォーミングとデジタルプリコーディングを組み合わせた超大容量伝送技術を紹介
- パナソニック
- 5Gマルチドメインシミュレータ
マルチセルレイヤ構成(周波数が異なるレイヤを 複数重畳したオーバレイ型のネットワーク構成)において、無線リソース管理(RRM:Radio Resource Management)機能の評価・可視化を行うシミュレータを紹介
- サムスン電子
- 5G伝送実験
既存の携帯電話よりも数十倍高い周波数である、28GHz帯を用いた超広帯域伝送実験を紹介
掲載内容は、2015年7月時点の情報となります。
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