Super 3Gの技術動向 その1 Super 3Gの概要および標準化活動状況〜2.Super 3Gコンセプト

2.3 ITU-Rとの関係

将来の移動通信の展望について議論しているITU-R では、2003 年に「IMT-2000の将来の開発とsystems beyond IMT-2000のフレームワーク勧告M.1645」を承認した。この勧告には移動速度とデータ速度の関係が示されている(図3)。図に示すIMT-2000が3Gであり、IMT-Advancedの新しい能力が4Gである。

なお、ITU-Rでは「3G」と「4G」の用語は用いられていない。ITU-Rはいわゆる4Gの呼称を議論しており、最近ではIMT-Advancedを採用する方針を決めている。

図3にSuper 3Gと4Gの位置付けを楕円として追記した。Super 3GはIMT-2000を拡張したもので、IMT-2000の枠内に含まれている。4Gで高い通信速度を実現するために、より広帯域で新しい周波数帯の割当てを期待しているが、Super 3GではIMT-2000用に割り当てられた追加バンドを含む周波数帯域を使用する。

M.1645では、コアネットワークにさまざまなアクセス回線が連携しながら収容されることも想定されている。アクセス回線の中には、W-CDMAや新しい無線インタフェースが含まれている。

図3 Super 3GとM.1645 勧告の関係

本記事は、テクニカル・ジャーナルVol.14 No.2に、掲載されています。