アンテナ・基地局・移動局〜13.バッテリ
移動機・携帯機の小型・軽量化をはかるには、バッテリの体積と重量あたりのエネルギー密度を高めることも重要な要素になります。バッテリには、乾電池のように使い捨てタイプの1次電池と、充電して再利用できる2次電池がありますが、携帯機ではニッカド電池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの充電して再利用できる2次電池を使用しています。
各種バッテリのエネルギー密度は、着実に向上してきました。特に、近年急速に普及してきたリチウムイオン2次電池は、ニッカド電池やニッケル水素電池の約3倍の作動電圧をもち、体積・重量エネルギー密度のいずれも、従来のものよりかなり高くなっています。
つまり、小型・軽量でありながら高いエネルギーが得られることから、今後ますます広まっていくものと思われます。
小型2次電池エネルギー密度向上
1999年3月作成