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移動体通信のセル方式について〜2.技術

移動通信のセル構成には、サービスエリア全体を1つの基地局でカバーする大ゾーン方式と、サービスエリアをいくつかに分割し、それぞれに基地局を設置するセル方式とがあります。大ゾーン方式は電波が遠くまで届くため、サービスエリアは広くとれますが、かなり遠くまで移動しないと周波数の再利用ができません。セル方式は、限られた資源である周波数を繰り返し利用できるため、少数の周波数帯だけで地球規模のサービスエリアがカバーできます。

セルを構成する基本は、セルの形状の繰り返しパターンをどうするかということです。これらについては、どちらに対しても、セルを正6角形に組み合わせる方法が有効です。

また、各セルをさらに扇形のセクタに分割するセクタ構成、より半径の小さなマイクロセル構成、サービスリアの特徴に応じて大きさの異なったセルを組み合わせたり、重ね合わせたりする多重セル構成といった、より高度で効率的な構成を研究しています。

テクノロジーの解説図

セル方式の比較

注意1999年3月作成