国際ローミングSUPLによるFOMA位置情報機能の開発—現在地確認機能—〜2.SUPLによる測位方式とネットワーク制御方式

2.2 SUPL通信方式

SUPL通信シーケンスを図2に示す。移動端末とSLP間の通信プロトコルは、OMAが規定するULP(User Plane Location Protocol)に準拠する。

図2 SUPL通信シーケンス

移動端末とSLP間においてユーザの認証などを実施したうえで、移動端末からのアシストデータ取得要求に対して、SLPはより信頼度の高い概略位置注意1情報を選択する。選択した概略位置情報からアシストデータを導出し、移動端末に対して送信する。アシストデータを基に移動端末はGPS測位を行い、測位に成功した場合は、SLPに対して測位結果を通知する。

  • 注意1 概略位置:3GPPで規定されているGPSアシスタンスデータ要素の中の「Reference Location」情報を示す。「緯度経度座標」や真位置からの距離の確からしさを表現する「誤差半径」などの位置情報要素をもち、一般に情報の精度が高いほどGPS測位性能が優位となる。

本記事は、テクニカル・ジャーナルVol.17 No.2に、掲載されています。

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