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第3世代の移動通信システムを支えるW-CDMA技術〜2.W-CDMAの特徴

移動通信では端末の移動にともなって生じるフェージングの影響により、受信電力の強度がはげしく変動します。周波数スペクトルの拡がりが狭い帯域の場合には平均受信電力の変動が大きいのですが、広帯域になるほどその変動は小さくなります。

これらの特長を利用したものがW-CDMA方式で、高い通信品質を得るだけでなく周波数の利用効率を高めることができます。また、音声のみならずデータ・画像・動画など、低速から高速までの様々なマルチメディア情報に対応したモバイル通信環境が経済的に実現できるようになります。

W-CDMA方式では、マルチバンドシステムを実現します、2重拡散コードとセル間非同期システム、コヒーレントRAKE受信、SIRベースの適応送信電力制御、直交可変マルチレート伝送によって効率化を進めるとともに、将来は適応アンテナアレイダイバーシティや干渉キャンセラの併用により、加入者収容能力の増大を図っていきます。

W-CDMAの無線技術の解説図W-CDMAの無線技術の解説図

W-CDMAの無線技術

注意1999年3月作成

注意2002年3月更新