報道発表資料

東日本大震災後のまちづくりを学ぶオンライン講座をgaccoにて提供
-震災復興から地方創生へ、学びの面からのアプローチ-
<2016年2月9日>

一般社団法人IMPACT Foundation Japan
株式会社NTTドコモ

一般社団法人IMPACT Foundation Japan(以下、IMPACT Japan)と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、東日本大震災から5年目の取り組みとして、2016年3月中旬より、オンライン講座gacco®(ガッコ)にて、「まちづくりの経済学〜起業家が集う町・女川〜」を提供いたします。これに先立ち、2016年2月10日(水曜)より受講者の募集を開始いたします。

IMPACT Japanは、2013年よりカタールフレンド基金の支援を受け、東北地方の起業家支援プロジェクト「INTILAQ(インティラック)」を推進、女川町をはじめとする東北地方各地で起業家育成・支援の各種プログラムを提供しています。今回、特に女川町の取り組みを中心にこれまでの学びを集約し、オンライン講座gacco上で発信することで広く学びの場を提供し、より多くの受講者に、まちづくりにもつながる地方での起業について考え、志すきっかけにして欲しいと考えています。

ドコモは2011年12月に「東北復興新生支援室」を設立し、東日本大震災被災地域の復興活動に貢献するため、岩手・宮城・福島を中心に継続的な活動を展開してまいりました。
今回の講座はその活動の一環で、震災で建物の7割強が被災し、人口の1割弱が失われながらも、若い起業家との連携・協力により活気のある町へと変化を遂げた宮城県女川町の「まちづくり」について紹介し、まちづくりの学びから地方創生(地域の活性化)をめざす取り組みです。

本講座では、ゲストスピーカーに、女川町の須田町長や、IMPACT Japanの理事でもある黒川清(東京大学名誉教授)を迎え、女川町の特徴や東日本大震災後の町の取り組みについて紹介します。さらに、実際に女川町でビジネスを進める5人の起業家たちに注目し、その想いや行動力、そしてビジネスそのものについて、本人たちの声も交えながら学んでいきます。最後は、それらの事例をまとめると同時に、広く地域で起業する上でのポイントついてもご覧いただきます。

IMPACT Japanとドコモはこれからも、東北復興・地方創生に向け、継続的に取り組んでまいります。

なお講座の詳細は、別紙のとおりです。

別紙1 講座の概要

1. 募集概要

募集概要の表
講座名 まちづくりの経済学 〜起業家が集う町・女川〜
募集開始 2016年2月10日(水曜)
受講開始 2016年3月中旬1
想定される学習期間 週1~2時間程度
標準学習期間 4週間
対象
  • 地方へUIJターン就職したい方
  • これから地方で何かしたいがどうアプローチして良いかわからない方
  • すでに地方で活動しているが他の地方の取組を知りたい方
  • 今住んでいる地方をもっと活性化させたい方
  • 女川をはじめとする地方に行ってみたい方
内容 第1週:女川町と東日本大震災後のまちづくり
第2週:新しい女川をつくる起業家たち vol.1
第3週:新しい女川をつくる起業家たち vol.2
第4週:地域における起業
課題内容 選択肢方式およびレポート方式による理解度確認テスト
修了条件 得点 60%以上
提供 製作・提供 : 一般社団法人 IMPACT Foundation Japan
協賛・提供 : 株式会社NTTドコモ 東北復興新生支援室
協力 : 特定非営利活動法人 アスヘノキボウ、女川町商工会
後援 : 女川町
女川町まちづくり企業のイメージ画像

2. 講師および出演者

■講師
  • 竹川 隆司(IMPACT Japanエグゼクティブディレクター)
  • 小松 洋介(特定非営利活動法人アスヘノキボウ代表理事)
■ゲストスピーカー
  • 須田 善明(女川町長)
  • 黒川 清(東京大学名誉教授・IMPACT Japan理事)
■女川町の起業家たち
  • 木村 優佑(ガル屋Beer オーナー)
    女川町生まれ。高校卒業後に東京に出て、SEやWebデザイナーとして勤務。2012年より東京のビールバーで働き、2013年には店長も経験。その後退職し女川町に戻る。復幸まちづくり女川合同会社にてECサイトの構築に従事した後、2014年5月ガル屋Beerを設立。
  • 梶屋 陽介
    鹿児島県種子島生まれ。御茶ノ水の大手楽器小売店に勤務し、トップセールスマンとして月100本のギターを販売。震災後から東北に通い、被災地での音楽事業のサポートを始める。2014年に退職し仙台に移り起業。11月に仙台市青葉区一番町に楽器店GLIDE(グライド)をオープン。2015年12月には女川町に自社ギター工場をオープン。
  • 阿部 喜英(復幸まちづくり女川合同会社代表社員)
    女川町生まれ。本業は有限会社梅丸新聞店代表取締役。震災直後から新聞配達を再開、その後もフリーペーパーの制作を行うなどしながら必要な情報を多方面から届けた。女川町教育委員会の教育委員、女川町商工会理事、女川町観光協会副会長、女川みらい創造株式会社取締役等、まちづくりの要職を兼任。
  • 阿部 鳴美(特定非営利活動法みなとまちセラミカ工房代表)
    女川町生まれ。女川にて手話サークルや陶芸教室を立ち上げて運営。震災で自宅を失い、陶芸教室の施設も流されたものの、2012年6年にコバルトーレ女川の仮説オフィスの一画で陶芸教室を再開。2012年3月に初めて行ったスペインでスペインタイルの美しさに魅かれ、同年6月に「みなとまちセラミカ工房」をプロジェクトとして立ち上げ、2013年4月にNPO法人化。

3. 受講料

無料2

4. 申込み方法

オンライン講座gaccoのホームページ(別ウインドウが開きますhhttp://gacco.org/)より受講登録が可能です。
(講座を受講する前にgaccoの会員登録が必要です)

5. 対応端末

パソコン、スマートフォン、タブレット

  1. gaccoのホームページ(別ウインドウが開きますhhttp://gacco.org/)にて告知します。
  2. 別途パケット通信料がかかります。

  • 「gacco」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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