報道発表資料

ドコモの「自然対話プラットフォーム」を活用したクラウド型学習システムの新機能「AIサポーター」をすららネット社と共同開発
<2016年4月11日>

NTTドコモ(以下、ドコモ)は、株式会社すららネット(以下、すららネット社)が提供するクラウド型学習システム「すらら」に「自然対話プラットフォーム1」を提供し、学習する生徒がオリジナルキャラクターと対話できる新たな機能「AIサポ—ター」を共同で開発いたしました。

「すらら」は小学校高学年から高校3年生までを対象としたクラウド型学習システムです。生徒の解答結果から独自のアルゴリズムにより苦手分野を分析・特定し、生徒それぞれに最適化した学習すべき解説や問題を自動で提示することが可能で、3万名以上の生徒に利用されております。
「すらら」では、生徒が継続して取り組めるよう「すららコーチ」と呼ばれる現役塾講師による遠隔でのフォローをおこなっておりますが、今回新たに「AIサポーター」を搭載することで、従来のフォローに加えて、オリジナルキャラクターが学習開始時や課題の終了時に「よく頑張ったね」や「まだまだいけるね」など、生徒の学習行動やリアクションに対して、対話を通じて適切なフィードバックを行うことが可能になるため、生徒の学習意欲やモチベーションの向上につながると考えております。

すららネット社では、「AIサポ—ター」を搭載したクラウド型学習システム「すらら」を2016年4月24日(日曜)からトライアル提供いたします。トライアルでは生徒を3つのグループに分けて、それぞれ異なる「努力を褒める」「さらなる努力を促す」「気分転換を行う」の対話をおこない、「AIサポーター」機能が生徒の学習意欲やモチベーションに与える効果について検証し、本機能の商用化をめざしてまいります。

「自然対話プラットフォーム」は、人の代わりに機械がコミュニケーションをおこなう技術を、パートナー企業の皆さまが低コストでスピーディーに導入いただけるサービスです。
今回の共同開発では、「自然対話プラットフォーム」のシナリオ対話と雑談対話の機能を提供し、すららネット社が作成する教育現場における対話シナリオと組み合わせて、教育分野での自然対話のシステムを構築いたします。また、共同開発により「自然対話プラットフォーム」は対話シナリオのバリエーションが拡がることで、様々な分野で、より自然な会話を提供するプラットフォームに進化します。

ドコモは、パートナーとともに新たな価値を協創する「+d」の取り組みを推進しており、「自然対話プラットフォーム」を通じ、今回の教育分野をはじめ、様々な分野のICT化を実現してまいります。

  1. 「自然対話プラットフォーム」はNTTのAI技術「corevoTM」を採用しております。

別紙1 「AIサポーター」概要

1. 「AIサポーター」機能概要

「すらら」オリジナルキャラクターが学習開始時や課題の終了時に生徒の個々の学習行動に応じて、「よくがんばったね」や「まだまだいけるね」などをチャットボックスで生徒に話しかけ、それに対し生徒はテキスト入力でキャラクターと対話することができます。

2. オリジナルキャラクターによる会話例1

3. 「AIサポーター」トライアル概要

「AIサポーター」を用いて、3つのグループに分けた生徒群に対しそれぞれ異なる種類の対話を行い、生徒の学習意欲やモチベーションに与える効果について、すららネット社と教育経済学を専門とする慶応義塾大学中室牧子研究室が共同で検証します。

【実施期間】2016年4月24日(日曜)〜10月23日(日曜)
【対象者】小・中・高校生約150名

  1. 会話例はイメージです。

参考 すららネット社概要

1. すららネット社会社概要

すららネット社の会社概要
すららネット社
会社名 株式会社すららネット
代表者 代表取締役社長 湯野川 孝彦
所在地 東京都千代田区内神田1丁目7番8号 大手町佐野ビル5階
営業開始 平成20年8月29日
ホームページ 別ウインドウが開きますhttp://surala.jp/
主な事業内容 e-ラーニングによる教育サービスの提供および運用コンサルティング、マーケティングプロモーション及びホームページの運営

2. クラウド学習システム「すらら」概要

【学習範囲】小学校高学年〜高校3年生までの学習指導要領に準拠
【対応教科】英語・数学(算数)・国語
【利用者数】約30,000名(2015年4月末現在)

特徴
  • Point 1 スモールステップでわかりやすいインタラクティブ授業
    1つの単元は10〜15分程度で、小さな階段を少しずつ上るような構成。
    しかも授業は一方的ではなく、随所で先生役のキャラクターが問いかけを行い、問題に答えていくというインタラクティブスタイル。そのため、飽きることなく、適度な緊張感を持続し、楽しみながら学習を進めていくことが可能。
  • Point 2 難易度調整や弱点診断ができる演習ドリル
    一人ひとりの理解度に応じて出題される問題の難易度を調整する「出題難易度コントロールシステム」を搭載。「簡単すぎず難しすぎない」問題が出題されることで、達成感を感じ自信を深めながら、学習を進めることが可能に。また、何がわからないから問題が解けないのか理由を探る「弱点自動判別システム」も搭載。
  • Point 3 現役の塾の先生による手厚いフォロー
    いつまでにどこまでの学習をするかといった「月1回の目標設定」や、つまずいているところがないか「週1回程度の電話やメールでの進捗確認」など、継続して取り組めるよう現役塾講師がフォロー。また、クラウド型学習だからこそ、学習内容や正答率・解く速さなども詳細に把握できるので、お子様一人ひとりに応じたきめ細やかな学習指導が可能。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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