報道発表資料

インドTata Teleservices Limitedの株式に係る仲裁裁定について
<2016年6月24日>

2015年1月5日(月曜)付「インドTata Teleservices Limitedの株式に係る仲裁申立について」にてお知らせいたしました、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が保有するインドの通信事業者Tata Teleservices Limited(以下、TTSL)の株式に係る仲裁手続について、ドコモは、2016年6月23日(木曜)、ロンドン国際仲裁裁判所(London Court of International Arbitration)より仲裁裁定を受領しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

  1. 仲裁申立の理由及び申立に至った経緯
    ドコモは、2014年7月7日(月曜)にTata Sons Limited(以下、タタ・サンズ)に対して、ドコモ、TTSL及びタタ・サンズとの間で締結した株主間協定に基づき、当社保有TTSL全株式を取得価格の50%(総額約725億ルピー[約1,172百万米ドル]1 )又は公正価値のいずれか高い価格で売却できる買い手の仲介をタタ・サンズに要求する権利(オプション)を行使しました。
    その後、ドコモは、タタ・サンズとの間で当社保有TTSL全株式の売却に関し協議を重ねましたが、タタ・サンズにより株主間協定に従った義務の履行がなされなかったことから、当該義務の履行を求め、株主間協定に基づき2015年1月3日(土曜)に、ロンドン国際仲裁裁判所に仲裁の申立を行いました。
  2. 仲裁裁定の要旨
    仲裁廷は、タタ・サンズに株主間協定の義務の不履行があったとのドコモの主張を認め、タタ・サンズに対し、当社保有TTSL全株式と引き換えに、当社請求額全額である約1,172百万米ドル(約1,300億円)2 の損害賠償を命じました。
  3. その他
    本裁定に伴う2016年度の当社業績への影響は、タタ・サンズによる損害賠償の履行及び当社保有TTSL株式の引き渡し時期等が不確定であるため現時点では未定です。
    今後開示すべき事項が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。
  1. 1ルピー=0.0161米ドル(2014年12月3日(水曜)=オプションの確定時点)
  2. 1米ドル=110.94円(2016年5月31日(火曜)時点)

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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