報道発表資料

コミュニケーション・ロボット「ATOM」に「自然対話プラットフォーム」を提供
-お客さまがコミュニケーションをとればとるほど、クラウドで成長する「ATOM」を実現-
<2017年2月22日>

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、株式会社講談社、株式会社手塚プロダクション、富士ソフト株式会社、VAIO株式会社とコミュニケーション・ロボット「ATOM(アトム)」(以下、「ATOM」)を共同開発し、その最も重要な基盤の1つとしてドコモの「自然対話プラットフォーム1 」を提供いたします。

「ATOM」は、世界的に有名なコミックおよびアニメである手塚治虫氏の「鉄腕アトム」をモデルにしており、二足歩行や会話をすることが可能なコミュニケーション・ロボットです。

「自然対話プラットフォーム」は、これまで累計17.2億回2 お客さまにご利用いただいた、スマートフォンに話しかけるだけで意図を解釈する対話エージェントサービス「しゃべってコンシェル®」の基盤技術やノウハウを活かしたサービスです。曖昧な表現が含まれる多様な話し言葉を受け取ると、目的や意図を解釈し、シナリオに沿った言葉、あるいは外部コンテンツによる情報要素をもった言葉を返す仕組みです。今回、本プラットフォームの「意図解釈」機能、「シナリオ対話」機能、「外部コンテンツ連携」機能の3つの機能を活用していただきます。

本プラットフォームと「ATOM」がWi-Fi経由で繋がることで、お客さまは、ご家族それぞれに合った会話を自由に「ATOM」とお楽しみいただけます。「意図解釈」機能により、会話の意図をくみとった柔軟な会話が可能です。また、今回は「シナリオ対話」機能において、あらかじめ設定したシナリオに沿った会話の他、家族一人ひとりとの会話で知ったこと、あるいは家族共通の話題をそれぞれ個別に記憶し、その後の会話に活用します。この新しい試みで、認識した相手に合わせて「会話内容」や「口調」が変化するシーンや、会話の中で覚えたことをご家族間で共通の話題として会話するシーンが体験可能になり、会話を重ねれば重ねるほどお客さまと「ATOM」との親密度が高まっていきます。さらに「外部コンテンツ連携」機能により、各種WEBコンテンツと連携し、ニュースや天気予報といった情報を会話の中で提供することも可能です。

ドコモは、パートナーとともに新たな価値を協創する「+d」の取り組みを推進しており、「自然対話プラットフォーム」を通じて、今後も拡大が見込まれるロボットやスマートフォンアプリ等との豊かなコミュニケーションの実現に貢献してまいります。

詳細は、別紙のとおりです。

  1. 「自然対話プラットフォーム」を構成する技術の一部にNTTグループのAI「corevo」の技術が含まれております。
  2. 2016年12月末時点

別紙 コミュニケーション・ロボット「ATOM」における「自然対話プラットフォーム」の提供の詳細

1. 概要

  1. 仕組み
    Wi-Fi経由で「自然対話プラットフォーム」に接続。
  2. 「ATOM」で利用されている機能
    1. 「意図解釈」:
      会話の意図をくみとった柔軟な会話を可能にする機能です。お客さまの発話から、お客さまが「ATOM」にやってほしいことを理解することで、「ATOM」の次の会話や行動を特定することが可能となります。
    2. 「シナリオ対話」:
      あらかじめ設定されたシナリオによって、お客さまとの対話を実現する機能です。お客さまの趣味趣向などを記憶することができ、自動で別のシナリオの中に組み込むことが可能です。また、「ATOM」では、対話の回数等を判断し、より親しい話し方のシナリオが登場するようなプログラム設計や、家族一人ひとりの会話の中で覚えたことをご家族間で共通の話題として会話するシーンが体験可能になり、成長する「ATOM」を実現しております。
    3. 「外部コンテンツ連携」:
      各種WEBコンテンツと連携し、ニュースや天気予報といった情報を会話の中で提供することが可能となります。

2. 主な利用シーン(例)

イメージ画像

  • 「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの商標または登録商標です。
  • 「しゃべってコンシェル」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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