報道発表資料

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(お知らせ)世界初、360度8K3D60fpsVRライブ映像配信・視聴システムを開発
-まるでその場にいるかのような視聴体験を実現-
<2019年2月4日>

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、世界初1の第五世代移動通信方式(以下、5G)を活用した、360度8K3D60fps2VRライブ映像配信・視聴システム(以下、本システム)を開発しました。本システムを利用することでスポーツや音楽のライブイベントをリアルタイムに360度8K映像として撮影、配信することが可能となり、ヘッドマウントディスプレイを通して3DVRライブ映像を視聴することが可能になります。

ドコモは、2018年6月に360度8KVRライブ映像配信・視聴システムを開発しましたが、より臨場感のある映像を提供するために、本システムを開発することとなりました。
開発にあたり、スポーツなどの動きの激しい映像コンテンツもスムーズに視聴できるよう、フレームレート60fpsに対応した8Kエンコーダを開発しました。また、ライブストリーミング専用3Dカメラとスティッチング装置も開発し、3Dによる立体感のある映像視聴を可能にしました。さらに、ヤマハ株式会社3(以下、ヤマハ)の立体音響技術「ViRealTM(バイリアル)」を音響システムに導入することで、前後・上下・左右、あらゆる方向から聴こえてくる音をヘッドホンで体感できるようになりました。
これにより、本システムをスポーツや音楽イベントで活用することで、まるでその場にいるかのような、臨場感を味わえる没入性の高いVRライブ体験をお楽しみいただけます。

なお、北海道テレビ放送株式会社3(以下、HTB)、日本電気株式会社3(以下、NEC)と共に、本システムの世界観を体感いただくことを目的に、「第70回 さっぽろ雪まつり 8丁目 雪のHTB広場」の会場を撮影し、8丁目 雪のHTB広場ブース内、および東京ソラマチで開催中のドコモの未来体験空間「PLAY5G 明日をあそべ」の会場へ5Gを活用して映像配信することに2019年2月3日(日曜)のイベントリハーサルで成功しました4。また、2019年2月9日(土曜)、10日(日曜)も同様に映像配信を行います5。北海道の雪の芸術祭を東京ソラマチにいながら360度映像で体感することができます。

ドコモは、今後もスポーツや音楽イベントなどの新エンタメ体験の実現に向け、5Gを用いてどこからでも高品質な360度映像をアップロードし、配信可能なVR技術の開発に取り組むとともに、「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」6のパートナーと共に、5Gのさまざまな利用シーン創出やソリューションの実現をめざしてまいります。

  1. 2019年2月4日(月曜)時点。株式会社シード・プランニング調べ。60fpsの8K3DVRライブ配信が世界初となります。
  2. 「60fps」とは、映像を1秒間に60フレーム表示することをさします。
  3. ヤマハ、HTB、NECは「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」の参加企業です。
  4. 本イベントではNEC製の4.5GHz帯対応のMassive MIMOアンテナを搭載した、5Gbps以上のスループットを実現する5G実験局を使用いたします。
  5. 2019年2月9日(土曜)、10日(日曜)のイベントでは、本来5Gによる通信を行う区間は光回線を用いた通信を行う予定です。なお、当該区間における5G装置を活用した映像伝送は、2019年2月3日(日曜)のイベントリハーサルで成功しております。
  6. 2019年1月時点 2,100社超の企業・団体が参加しております。

別紙 360度8K3D60fpsVRライブ映像配信・視聴システムの概要

システム構成

システム構成画像システム構成画像

  • ViRealは、ヤマハ株式会社の商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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