報道発表資料

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プログラミング教育サービスを企画開発する「株式会社e-Craft」を設立
-プログラミングを通して、「つくる力」と「考える力」をもつ人材の育成に貢献-
<2021年8月2日>

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、プログラミング教育サービスの企画開発をする新会社「株式会社e-Craft(以下、e-Craft)」を2021年8月2日(月曜)に設立します。新会社設立は、ドコモグループにおける新規事業の創出をめざす社内ベンチャー制度を利用して、社員のアイデアを事業化するものです。

1. 新会社設立の目的

2020年度からプログラミング教育が小学校で必修化されるなど、プログラミング教育市場は大きな成長が見込まれています。e-Craftは、子どもがプログラミングをより楽しく学び、プログラミング教育を通して「作りたいものを作る」ことができる世の中の実現を目的に、プログラミング教育市場に本格的に参入いたします。

2. 新会社による事業概要

  1. プログラミング教育サービス「embot®(エムボット)」の企画・開発
  2. プログラミングスクール「embot creative lab」の企画、教室運営
  3. 「embot」を用いた授業やワークショップなどの企画および運営の受託
  4. ECサイト「e-Craft shop」の運営

「embot」は、ドコモが運営する新規事業創出プログラム「39works®」の取り組みにより創出されたサービスです。サービス開発の過程では、ドコモの研究開発部門・法人部門にて組織横断的にチームを構成し、お客さまと三位一体で課題解決を図る「トップガン®」の取り組みも活用し、多くの教育関係者・子どもたちの意見を集めてさらにサービスを磨き上げ、2019年11月から株式会社タカラトミー(以下、タカラトミー)より、一般および法人のお客さま向けに販売しています。「embot」はこれまでも多くの自治体や教育委員会に教材として採用され、利用者は順調に拡大しています。

e-Craftは、「embot」を軸にスクール事業やEC事業を展開し、プログラミングスキル向上だけでなく、来たるSociety5.0時代に活躍できる「つくる力」と「考える力」をもつ人材の育成に貢献します。

今後もドコモは、政府が提唱するGIGAスクール構想の実現に向けて、「embot」の導入を促進するほか、2019年10月から開始しているドコモショップにおける「プログラミング教室」を推進し、地域一体となってプログラミング教育を発展させる基盤を構築していきます。

なお、e-Craft、「embot」および社内ベンチャー制度の詳細は別紙のとおりです。

別紙1 株式会社e-Craftについて

1. 会社概要

株式会社e-Craft 会社概要
会社名 株式会社e-Craft
代表者 代表取締役社長 額田 一利
所在地 東京都渋谷区代官山町9-10 SodaCCo 2T03
出資金 303百万円
出資比率 ドコモ:99%、その他:1%
設立年月日 2021年8月2日
URL https://www.e-craft.jp/
従業員数 3名
主な事業内容
  • プログラミング教育サービス「embot」の企画・開発
  • プログラミングスクール「embot creative lab」の企画、教室運営
  • 「embot」を用いた授業やワークショップなどの企画および運営の受託
  • ECサイト「e-Craft shop」の運営

2. 事業内容

  1. プログラミング教育サービス「embot」の企画・開発
    プログラミング教育サービス「embot」は、e-Craftが企画、研究、開発などを行い、タカラトミーが「e-Craftシリーズembotスターターキット」の開発、製造、販売を担っています。e-Craft設立後も、引き続き両社でサービスを提供していきます。今後も、API機能の追加などさらなる機能拡充や製品の拡大を予定しています。
<「e-Craftシリーズembot」>
イメージ画像:e-Craftシリーズembot
  1. プログラミングスクール「embot creative lab」の企画、教室運営(https://lab.embot.jp
    e-Craftが本社オフィスを構える東京都渋谷区代官山町にプログラミングスクールを開講します。
    「embot creative lab」のカリキュラムは、「プログラミングを学ぶ」のではなく「プログラミングを用いた価値提供を体験できる」ことをめざし、プログラミングスキルの習得にとどまらず「つくる力」や「考える力」を習得することができる内容となっています。
  2. 「embot」を用いた授業やワークショップなどの企画および運営の受託
    「embot」を用いたプログラミング教育授業や小学校の社会科見学と企業のCSR活動をかけあわせた「特別授業」、また、子どもたちのアイデアを「embot」でかたちにするワークショップなど、さまざまなニーズにお応えします。
  3. ECサイト「e-Craft shop」の運営(https://shop.e-craft.jp/
    「e-Craft shop」では、「e-Craftシリーズ embotスターターキット」や、スターターキットのパーツを使って動かすことができる段ボールのセット「とっておきダンボール」など、今後e-Craftが企画・開発するサービスや製品を販売していく予定です。

別紙2 プログラミング教育サービス「embot」について

1. 概要

「embot」は、ダンボールと電子工作パーツを用いてロボットを組み立てることで、電子工作やものづくりの基礎を学ぶことができます。また、組み立てたロボットをタブレットやスマートフォンにインストールしたビジュアル・プログラミング(プログラミングを絵や図形を組み合わせて行う方法)の専用アプリを用いて、子どもでも簡単に操作することができ、一連の作業を通してプログラミングも学ぶことができるサービスです。
特にプログラムをフローチャート形式で組むことができるため、if文やfor文など、より高度なプログラミング要素も直感的に身に付けることが可能です。

2. ご利用料金

  • 「e-Craftシリーズ embotスターターキット」6,600円(税込)/発売元 タカラトミー
  • プログラミングアプリ「embot」ダウンロード無料1/提供元 株式会社インフォディオ
  1. 一部のコンテンツは有料になります。有料コンテンツの購入にはユーザーズサイト「embotters®(エムボッターズ)」(https://app.embot.jp/top)でのアカウント登録が必要です。「embotters」に登録いただくと、その他にも「embot」をより楽しめる機能が利用いただけます。
<「e-Craftシリーズ embotスターターキット」>
イメージ画像:e-Craftシリーズ embotスターターキット

3. ご利用方法

4. サービスサイト

https://www.embot.jp/

別紙3 社内ベンチャー制度について

1. 社内ベンチャー制度の目的

ドコモにおける新規事業創出の一つの手段として起業を希望する社員を支援し、事業化することにより、ドコモグループへ貢献することを目的としています。

2. 社内ベンチャー制度の概要

ドコモグループ社員自らが提案するアイデアの事業化を行うため、ドコモが資金・インキュベーションなどを支援する制度で、2001年3月から実施しています。なお、5Gを含む新しい技術を活用した新規事業の創出を目的に、2019年に社内ベンチャー制度を改定し、更に社員のチャレンジを促進する仕組みにしました。

3. 社内ベンチャー制度の運営実績

2001年の制度開始からこれまで多数の応募があり、そのうち6案件が新会社設立により事業化を実現しました。e-Craftは7つ目の新会社設立案件になります。


  • 「e-Craft」「embot」「embotters」は、株式会社e-Craftの登録商標です。
  • 「39works」「トップガン」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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