報道発表資料
(お知らせ)「山手線チェックイン」サービスの提供及び「山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト」の開催について
<2016年10月31日>
東日本旅客鉄道株式会社
株式会社NTTドコモ
- 東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:冨田 哲郎/以下、JR東日本)と株式会社NTTドコモ(代表取締役社長:吉澤 和弘/以下、ドコモ)は、ICT(情報通信技術)を活用し、列車での「移動」に関わる時間の質向上を目的として、「山手線チェックイン」サービス(以下、本サービス)を11月1日(火曜)に提供いたします。
- 本サービスは、山手線全車両に設置した音波ビーコン(以下、山手線ビーコン)を活用する法人向けのサービスであり、本サービスを採用する法人企業は山手線車両にいるお客さまに向けて多様なサービスを提供することができます。
- 併せて、本サービスによる価値を幅広く創出する目的で、JR東日本とドコモは、「山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト」を共同開催します。上位入賞チームには、商用環境でテストマーケティングを行う権利を提供し、多様なサービスの創出を推進していきます。
<1. 「山手線チェックイン」サービスの提供開始について>
概要
これまでに、山手線ビーコンを活用したサービスとしては、「JR東日本アプリ」により、お客さまがご乗車中の車両の列車走行位置や混雑度といった情報を提供していましたが、より多様なサービスを提供すべく、「山手線チェックイン」サービスとして、山手線ビーコンを様々な企業にご活用いただけるように提供を開始します。(詳細は別紙1をご参照ください)
提供開始時期
2016年11月1日(火曜)
先行事例について
先行事例として株式会社コーエーテクモゲームスが提供するゲームタイトル「真・三國無双 forスゴ得」において、山手線車内のお客さまに対し、山手線全29駅にちなんだレアアイテムを12月に配信する予定です。また、株式会社コーエーテクモゲームスが今後、配信を予定している新作ゲームにおいても、本サービスの導入を予定しています。
<2. 「山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト」の開催について>
概要
オープンイノベーションの取り組みの一環として、列車での「移動」に関わる時間の質向上を目的とした「山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト」を開催します。
本コンテストは、個人・法人ともに対象のアイデア部門と、法人対象のアプリ部門を開催します。(詳細は別紙2をご参照ください)
- 主催
東日本旅客鉄道株式会社、株式会社NTTドコモ - 運営協力
株式会社ジェイアール東日本企画、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ、株式会社HackCamp - 実施内容
A. アイデア部門
制限時間内にアイデアをまとめて、プレゼンテーションを行っていただきます。
[事前説明会]
開催日時 : 2016年11月16日(水曜)15:00~16:30
開催場所 : NTTドコモ・ベンチャーズラウンジ(港区赤坂)
[発表会]
開催日時 : 2016年12月3日(土曜)13:00~17:00
開催場所 : NTTドコモ・ベンチャーズラウンジ(港区赤坂)
B. アプリ部門 (法人対象)
スマートフォン上で動作するデモアプリを作成していただき、事前審査を通過したチームは、発表会にてプレゼンテーション及びデモンストレーションを行っていただきます。
[事前説明会]
開催日時 : 2016年11月16日(水曜)15:00~16:30
開催場所 : NTTドコモ・ベンチャーズラウンジ(港区赤坂)
[発表会]
開催日時 : 2017年2月20日(月曜)16:00~20:00
開催場所 : 鉄道博物館(さいたま市大宮区大成町)
その他
11月7日(月曜)から13日(日曜)にかけて、首都圏のJR線に中吊り広告を掲出いたします。
別紙1
1. 「山手線チェックイン」サービス構成について
本サービスは主に3つの要素で構成されています。
- ロケーションオーナー(JR東日本)
JR東日本が山手線の車両に「山手線ビーコン」として音波ビーコンを設置しています。 - 「山手線チェックイン」サービス(ドコモ)
位置検知ソリューションであるAir Stamp※1 を活用したドコモのサービスです。アプリ事業者に対して、ドコモがAir Stampの認証サーバ等を提供し山手線ビーコンをアプリ事業者が利用できるようにします。 - 各種アプリ
本サービスを活用するアプリ事業者が山手線車両にいるお客さまへ、アプリを活用したサービス(コンテンツ/クーポンなど)等を提供します。
音波ビーコンについて
音波ビーコンとは人の耳には聞こえない特殊な高周波音を発信する装置です。音波ビーコンから発信された信号をスマートフォンなどのデバイスがキャッチすることで、位置測位や情報の配信などへの活用が可能です。ドコモの音波ビーコンは、固有のセキュリティ仕様により録音やキャプチャによる不正を防止することが可能です。
「真・三國無双 for スゴ得 山手線チェックイン」サービスの提供について
- サービス概要
『真・三國無双 SLASH PLUS』は株式会社コーエーテクモゲームスが、ドコモのコンテンツサービス『スゴ得コンテンツ®』にて提供しているゲームタイトル「真・三國無双 forスゴ得」にて配信されているアプリです。山手線の乗車中に「真・三國無双 SLASH PLUS」を起動するとゲーム内で使用できる山手線全29駅に由来したオリジナルレアアイテムが入手可能となるサービスを提供します。
- サービス開始日
2016年12月(予定)
- Air Stampは、ドコモが提供する位置検知ソリューションであり、音波ビーコンやBLEビーコンを用いてスマートフォンを利用した位置情報サービスを実現するソリューションです。
詳細はこちらの専用ホームページからご確認ください。
http://www.airstamp.jp/ - 一部機種を除く。
- サービスの詳細につきましては、上記URLの「真・三國無双 for スゴ得」にて紹介予定です。
- ご利用には「スゴ得コンテンツ」への会員登録が必要です。
- スゴ得コンテンツ®は株式会社NTTドコモが提供する、幅広いジャンルのコンテンツが月額380円(税抜)で使い放題になるサービスです。初回お申込から月額使用料が31日間無料でご利用頂けます。
別紙2
JR東日本とドコモは、オープンイノベーションの取り組みの一環として、列車での「移動」に関わる時間の質向上を目的とした「山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト」を共同主催します。
1. 概要
- イベント名称 「山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト」
- 募集部門
A. アイデア部門
B. アプリ部門(法人対象) - 事前説明会 (アイデア部門、アプリ部門共通)
開催日時 : 2016年11月16日(水曜)15:00〜16:30
開催場所 : NTTドコモ・ベンチャーズラウンジ (東京都港区赤坂 アーク森ビル31F) - 運営
主催 : JR東日本、ドコモ
運営協力 : 株式会社ジェイアール東日本企画 (代表取締役社長:原口 宰)
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ (代表取締役社長:中山 俊樹)
株式会社HackCamp(代表取締役:関 治之)
2. 主な内容
- アプリ部門(法人対象)
山手線ビーコンと列車走行位置の活用をテーマにアプリコンテストを実施します!
Air Stamp SDK※3 と列車走行位置API※4 を利用して、スマートフォン上で動作するデモアプリを作成していただきます。事前審査を通過したチームには、鉄道博物館で行われる発表会にてプレゼンテーションと、展示車両にてデモを行っていただきます。
上位入賞チームには、商用環境で動作するAir Stamp SDKおよび列車走行位置APIを無償で提供し、山手線内でテストマーケティングを行う権利を、提供させていただきます。①Air Stamp SDKおよび列車走行位置APIの提供方法
Air Stamp SDKと列車走行位置APIを提供します。
提供方法 : 事前説明会終了後に、コンテスト特設サイトにてお知らせします。②メンタリング(相談会)の実施※5
アイデアの具体化に向けた講習会と、Air Stamp SDKおよび列車走行位置APIのサポートを目的としたメンタリング(相談会)を実施します。
開催日時 : 2016年12月13日(火曜)13:30〜17:00
開催場所 : NTTドコモ・ベンチャーズラウンジ (東京都港区赤坂 アーク森ビル31F)③提出物
企画書と、デモアプリの動作を記録した動画を提出していただきます。
提出締切 : 2017年1月27日(金曜)
提出方法 : 別途、コンテスト特設サイトにてお知らせします。④発表会
提出していただいた内容で事前審査を通過したチームには、鉄道博物館で行われる発表会でプレゼンテーションを行っていただきます。併せて展示車両内にビーコンを設置することで擬似的に山手線を再現した環境にて、アプリのデモを行っていただきます。審査員による最終審査により、上位入賞チームを決定します。
また、鉄道博物館内で交流会を予定しています。
開催日時 : 2017年2月20日(月曜)16:00〜20:00
開催場所 : 鉄道博物館 (さいたま市大宮区大成町)
3. 広告展開
首都圏のJR線に中吊り広告を掲出いたします。
- 掲出期間 11月7日(月曜)〜11月13日(日曜)
- 広告イメージ
- 「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語で、一定時間でアイデアを膨らませ、他のアイデアと競い合わせるイベント。
- 参加者多数の場合は抽選とさせていただきます。
- Air Stamp方式のビーコン音波を判定するソフトウェアを開発するためのプログラムの一式。SDK(Software Development Kit)とは、ソフトウェア開発キットのことで、あるシステムに対応したソフトウェアを開発するために必要なプログラムや文書などをひとまとめにしたパッケージのこと。
- 列車走行位置を取得するプログラム。コンテストへの利用は任意。API(Application Programming Interface)とは、ソフトウェアの機能や管理するデータなどを、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のこと。
- 事前の参加登録が必要です。
- 「Air Stamp」は、NTTドコモの商標または登録商標です。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。