報道発表資料

(お知らせ)横浜市とチャットボットを利用した「イーオのごみ分別案内」の実証実験を開始
-「Repl-AI」を活用したチャットボットで対話による案内を実現-
<2017年3月1日>

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、横浜市と共同でチャットボット1を利用した「イーオ2のごみ分別案内」の実証実験を2017年3月6日(月曜)から実施いたします。

「イーオのごみ分別案内」は、横浜市資源循環局ホームページ上にある、ごみと資源の分別方法を検索できるシステム「MIctionary(ミクショナリー)」の大量の情報の中から、利用者が求める情報を簡潔に提示することを目的としたサービスです。本サービスでは、ごみと資源の分別方法や粗大ごみの処理手数料等に関する利用者の質問とその回答が、チャット形式で表示されます。

従来の「MIctionary」では、利用者の入力する検索ワードに部分一致する全ての情報を提示しているため、検索ワードによっては多くの検索結果から利用者が回答を探す必要がございました。今回、ドコモが開発した「Repl-AI(レプルエーアイ)」3を活用し、大量の情報を対話形式に再構成するとともに、利用者の入力ワードに合致する回答を適切に絞ることで、これまでより効率良く必要な情報を得ることが可能となります。また、対話形式での案内は検索に不慣れな方でもわかりやすく、今まで「MIctionary」を使ったことのない方にも利用していただくことにより、ごみ分別や資源再利用のさらなる意識醸成および問い合わせ電話等の応対稼働の省力化が期待されます。

ドコモは、パートナーとともに新たな価値を協創する「+d」の取り組みを推進しており、「ヨコハマ3R夢(スリム)プラン」の策定および推進により、ごみの発生抑制や適正廃棄を先進的に進めている横浜市と協力し、本サービスの実用化に向けた検証をするとともに、各自治体が抱える社会的課題の解決に取り組んでまいります。

  1. チャットボットとは、人間に代わってチャットを行うプログラムです。
  2. イーオは、「ヨコハマ3R夢!」のマスコットキャラです。
  3. 「Repl-AI」は、ドコモの「自然対話プラットフォーム」4を活用しています。
  4. 「自然対話プラットフォーム」を構成する技術の一部にNTTグループのAI「corevo」の技術が含まれております。

別紙 実証実験の概要

1. 本実証実験におけるドコモの役割

「Repl-AI」を活用した「イーオのごみ分別案内」チャットボットサービスを、横浜市が運営する資源循環局ホームページ上にて実証実験を行い、本サービスの実用化に向けた検証を実施する。

2. 実施期間

2017年3月6日(月曜)から2017年6月下旬まで(予定)

3. 横浜市資源循環局ホームページ1

別ウインドウが開きますhttp://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/sub-shimin/dashikata/

4. 「イーオのごみ分別案内」チャットボット利用例2

  1. 利用者が「蛍光灯の捨て方は?」などの質問を入力することにより、ごみの捨て方を案内(下図左)。「蛍光ランプ、豆球」などの様々な表現の揺らぎにも対応。
  2. 利用者が「自転車の手数料は?」などの質問を入力することにより、自転車の粗大ごみ手数料を案内(下図中央)。
  3. 品名がわからないものに関しては、素材とサイズを選択することにより、ごみの捨て方を案内(下図右)。
  1. 一部、チャットボットがご利用いただけないブラウザがございます。
  2. 選択肢がある一部の対話に関しては、クリック/タップによる直観的操作による対話が可能です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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