台湾KGT-FET間の株式売買契約締結への同意、及びFETとの相互協力に関する覚書締結について
<2003年10月7日>
NTTドコモは、当社が21.4%出資する台湾の移動通信事業KG Telecommunications Co., Ltd.(会長兼CEO:Leslie Koo/レスリー・クー/辜成允、本社:台北、以下KGT)と、同Far EasTone Telecommunications Co., Ltd.(会長:Douglas Hsu/ダグラス・シュー/徐旭東、本社:台北、以下FET)からの提案に応じ、両社間で株式売買契約を締結することについて本日同意いたしました。
同時に、NTTドコモは、台湾におけるiモード事業展開や今後の第3世代移動通信(以下、3G)戦略での、相互協力に関する覚書をFETと本日締結致しました。NTTドコモは今後、FETとも各分野で協力・提携し、台湾におけるモバイルインターネット事業及び3G事業を本格的に進めてまいります。
NTTドコモは2001年の資本参加以来、役員派遣や技術支援等を通じ、KGTの事業に対し、積極的に参画してきましたが、本取引の実現により、台湾での事業展開において更に強固な基盤を築くと共に、iモードサービスの一層の事業展開並びに3G事業の具体的な推進を行います。
詳細は下記の通りです。
1. 契約内容
KGTは、2004年3月を目処にFETの100%子会社となること
2. 契約締結時期
2003年10月7日
3. 契約条件
KGT株主は、KGT株式1株につき、FET株式0.46332株、及び現金6.72台湾ドルを受領する
4. スケジュール
取引完了予定 2004年3月
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本取引完了に伴い、NTTドコモは、約25億台湾ドル(約83億円)の現金を受領し、FETに対するNTTドコモの出資比率は4.9%となります。
(1台湾ドル=約3.3円)
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1. 目的
W-CDMA方式の3G、iモード分野における協力と更なる協力分野検討についての枠組みを整える。
2. 契約締結時期
2003年10月7日
3. 協力分野
- 3G
共同で、プラットフォーム共通化/国際ローミング/端末共同調達分野等でシナジーを追求する。
- iモード
FET傘下の遠和電信(旧KGT)は、現在KGTが提供しているiモードサービスを台湾において継続して提供し、NTTドコモはこれに協力する。
上記以外の分野についても両社にとって有益なことがあれば、相互協力を行う。
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KG Telecommunications Co., Ltd. が名称変更見込み
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- 社名:KG Telecommunications Co., Ltd.(和信電訊(股))
- 代表者:辜成允(Leslie Koo)(会長)
- 設立時期:1997年6月
- 資本金:17,408,424,960台湾ドル
- 主要株主:
Koo Group 42.5%(うち台湾セメント社、18.7%)、NTTドコモ 21.4%、その他法人等 36.1%
- 事業内容:セルラー事業(GSM)
- 加入者数:約341.7万人(2003年6月末)
- 売上高:218億台湾ドル(約720億円)(2002年度)
- 従業員数:1,360人(2002年末)
- 社名:Far EasTone Telecommunications Co., Ltd.(遠傳電信(股))
- 代表者:徐旭東(Douglas Hsu)(会長)
- 設立時期:1996年10月
- 資本金:26,977,860,000台湾ドル
- 主要株主:
Far Eastern Group 53.8%、ATT Wireless Group 22.7%、その他法人等 23.5%
- 事業内容:セルラー事業(GSM)
- 加入者数:約432.7万人(2002年6月末)
- 売上高:345億台湾ドル(約1,140億円)(2002年度)
- 従業員数:2,400人(2002年末)
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「iモード」はNTTドコモの登録商標です。
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