地上デジタルテレビ放送対応端末FOMA®「P901iTV」を開発
<2005年9月27日>
NTTドコモグループ9社(以下、ドコモ)は、2006年4月1日より放送開始の「地上デジタルテレビ放送1セグメント部分受信サービス(ワンセグ)1」が視聴できるFOMA「P901iTV」を開発いたしました。
ドコモは「携帯電話ならではのコミュニケーションと連携した番組視聴」を目指し、かねてより携帯電話における受信技術・サービス検証(「東京パイロット実験2」)を実施し、昨年には携帯電話による新たな視聴スタイルを提案した未来コンセプト「OnQ」の開発など、いつでもどこでも好きな番組が視聴できるサービスの実現に向けて検討しておりましたが、今回はその実用機となります。
「P901iTV」は、2005年10月4日(火曜日)〜8日(土曜日)に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2005」のドコモブース内にて展示する予定です。
なお、詳細については以下のとおりです。
- 1 ワンセグ:
地上デジタルテレビ放送では、1チャンネル(6MHz)の帯域を13セグメント(区分)に分割し、そのうちの1セグメントを移動体向けに利用することから「1セグメント部分受信サービス(呼称:ワンセグ)」と呼びます。
2006年4月1日より、関東・中京・近畿の広域圏などで放送開始予定です。 - 2 東京パイロット実験:
地上デジタルテレビ放送の円滑なサービス開始に向け、デジタルの特性を活かした放送サービスの開発と視聴者へのアピールを目的とし、各参加企業が資金・技術を持ちより、1998年10月より各種実証実験を行いました。
FOMA「P901iTV」の概要
1. 主な特長および仕様(予定)1
- ワンセグの番組(映像・音声・データ放送)の視聴や、データ放送からパケット通信を使ってWebサイトにアクセスし関連情報を取得可能。
また地上アナログ放送にも対応し、アンテナ内蔵ステレオイヤホンを装着すれば、受信感度が向上。 - 2.5インチ大型広視野角液晶を採用。
- 省電力設計で2.5時間以上(デジタル)の連続視聴が可能。また、内蔵メモリーへの録画も可能。
- EPG2 機能をiアプリ®で実現し、番組選局も可能。
- 液晶表示部を回転させるとテレビが起動し、視聴中に端末のスタイルを変更するだけで縦・横の画面切り替えが可能。またホイップ式アンテナにより、様々な視聴スタイルでの安定受信が可能。
- 「おサイフケータイ®」機能を搭載。
寸法3 | 高さ110mm×幅51mm×厚さ27mm(アンテナ除く) |
質量 | 約145グラム |
連続待受時間 | 静止時:約460時間/移動時:約350時間 |
連続通話時間 | 約140分 |
連続テレビ電話時間 | 約90分 |
連続視聴時間 | デジタル:2.5時間以上/アナログ:1.5時間以上 |
メインディスプレイ | 約2.5インチ(ヨコ240ドット×タテ320ドット) QVGA TFT半透過カラー液晶 262,144色 |
サブディスプレイ | 約0.9インチ(ヨコ96ドット×タテ25ドット) STN透過型モノクロ液晶 |
外部メモリ | miniSDTMメモリーカード(別売) |
カメラ機能 | 外側:νMaicovicon®カメラ(有効画素数:202万/記録画素数:192万) 内側:CMOSカメラ(有効画素数:10万/記録画素数:10万) |
色 | ホワイト ブラック |
FOMA P901iTV
ホワイト
- 「νMaicovicon」は松下電器産業株式会社の登録商標です。
- 「miniSD」はSDアソシエーションの商標です。
- 「FOMA/フォーマ」「iアプリ」「おサイフケータイ」は、NTTドコモの登録商標です。
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