地域からのお知らせ(中国)
東広島市でICTを活用した『鳥獣被害対策用スピーカーシステム』実証実験を開始
実施期間:2017年2月8日(水曜)〜3月17日(金曜)
実施場所:広島県立総合技術研究所農業技術センター果樹研究部(広島県東広島市安芸津町三津2835)
2017年2月21日
株式会社NTTドコモ中国支社は、広島県立総合技術研究所農業技術センター果樹研究部の協力のもと、2017年2月8日(水曜)から3月17日(金曜)の期間、ICTを活用した『鳥獣被害対策用スピーカーシステム』の実証実験を行います。ドコモが中国地域で実施する実験としては初めてです。
これは、鳥獣被害から農作物等を守りたいという各地での課題に対する実証実験です。同システムは、対象となる動物が嫌う音を流すことで特定のエリアに動物を近づけないようにするシステムで、今回は主にイノシシとシカを対象に実験を行います。
同システムは、従来の動物撃退装置にくらべ、「音源を遠隔で制御・変更できるため、動物が音に慣れて効果が薄れるというリスクが少ない」「人間には聞こえづらい音域の音を使用するため、住宅地が近くても使用可能」というメリットがあります。
また、高指向性スピーカーで音を一定方向に遠くまで届ける事ができます。フラットパネルスピーカーで音を特定範囲に限って飛ばすことにより、音で柵を作り動物を寄せ付けない仕様になっています。
ドコモは、今後もICTを活用し地域の課題解決に向けて取り組んでまいります。
鳥獣被害対策用スピーカーシステム実証実験概要
実施場所
広島県立総合技術研究所農業技術センター果樹研究部
(広島県東広島市安芸津町三津2835)
実施期間
2017年2月8日(水曜)〜3月17日(金曜)
実験内容
- 人間には聞こえづらい音域の音による動物の行動観察
- 指向性の高いスピーカーの有効性確認
- 忌避行動※の高い音源の検証
- 忌避行動とは動物が嫌がったり逃げたりする行動です。
- (左から)
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- 赤外線センサーカメラ
- フラットパネルスピーカー
- 赤外線投光器