地域からのお知らせ(中国)

JA下関が入力業務の完全自動化に向けた検証をドコモと開始!
〜ロボットによる業務自動化(RPA※1)で働き方改革。2018年7月から〜

2018年7月2日

下関農業協同組合
株式会社NTTドコモ 中国支社

 下関農業協同組合(以下JA下関)と株式会社NTTドコモ中国支社(以下 ドコモ)は、2018年7月より、JA下関の業務でRPA(ロボットによる業務自動化)サービス「WinActor®※2」を導入し農業分野における働き方改革の検証を開始します。

 JA下関では、これまで各農家からの肥料・農薬・資材の注文書を手書きの用紙で受け取り受注入力処理を行っていました。各農家からの注文が同時期の為、一度に大量かつ短期間での事務処理が発生し、非常に時間と手間がかかっていました。そこで、農家からの手書きの注文書をOCR※3で読み取りデジタルデータ化し、オペレーターによる入力作業をRPAでシステム化することで、業務の効率化を図ります。将来的にはタブレットで受注作業そのものをデジタル化することで完全自動化をめざします。これにより、約1,500時間の作業時間削減が可能となります。

 なお、「WinActor®」で受注のシステム化を導入するのは、中国地域の農業協同組合で初めてです。
 本実証実験の取り組みについては、7月4日(水曜)に開催される「RPA DIGITAL WORLD 2018 in TOKYO※4」への出展を予定しております。

  1. 《robotic process automation》人工知能を備えたソフトウエアのロボット技術により、定型的な事務作業を自動化・効率化すること。
  2. 「WinActor®」とは、Windows端末で操作可能なあらゆるアプリケーション操作を学習し、プログラミング知識不要でPC操作を自動化するソフトウェア型のロボットです。
  3. 《optical character reader》手書きされたり印刷されたりした文字や数字を、光学的に読み取る装置。
  4. 「RPA DIGITAL WORLD 2018 in TOKYO」 とは、RPA・エンタープライズ AI 市場における全てのリーダー企業、エバンジェリストが一堂に会する国内最大級のRPAイベントです。
  • 「WinActor®」は日本国内におけるNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。ドコモは、「WinActor®」の取り扱いについて株式会社エヌ・ティ・ティ・データと特約店契約を締結しております。

 JA下関は、他部門へのRPAの導入も視野にいれ、業務効率化による働き方改革を推進してまいります。
 ドコモは、今後もRPAサービス「WinActor®」を活用した更なる業務効率化の提案により各業界への働き方改革を推進してまいります。

検証内容詳細

検証期間

2018年7月〜2018年9月

業務内容

購買資材注文受発注業務、販売業務の精算処理

効果見込み

年間 約1,500時間(約270万円)の削減

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