地域からのお知らせ(中国)

若者につなげ!農業ICT活用による赤磐市のぶどう栽培
~IoTでセンシングデータに基づく栽培管理による栽培技術の安定・品質向上をめざします~

2019年3月27日

 株式会社NTTドコモ中国支社(以下 ドコモ)は、現在、岡山県赤磐市(あかいわし)(以下 赤磐市)が赤磐市是里(これさと)地区において実施している「農業ICTを活用したぶどう栽培技術の安定化・品質向上に向けた取組み」の実証業務(以下 本実証業務)をドコモの農業ICTでサポートしています。
 本実証業務は2016年度~2018年度の3年間取組んできたものです。

 赤磐市では、2016年より「農業」を「若い世代の安定した雇用を創出する仕事」に育成すべく「強い農業の確立プログラム」に取組んでいます。気候風土の良さから、もも、ぶどうなどの果樹栽培や雄町米などの水稲も盛んですが、近年の農業従事者の高齢化、離農者の増加を背景に、基幹産業としての農業振興を図るにあたり、若い世代の担い手確保と育成、生産技術の継承が喫緊の課題です。

 ドコモは、IoT技術を活用した農業ICTでぶどう園地の環境計測と生育や作業記録を蓄積による農作業の見える化を図ることで、「栽培技術の安定化」と「ローカルブランディング推進」につなげ、新規就農支援・経営支援を実現します。
具体的には、以下3点です。

  1. 環境計測サーバー(Field Server)による地域気象データ(温度、湿度、降雨量、土壌EC等)の収集
  2. クラウド営農管理システム(アグリノート)への熟練生産者のぶどうの生育・作業記録の登録による農作業の「見える化」
  3. 上記1、2と過去の気象データを分析・関連付けを行い、是里地区専用のぶどう栽培マニュアル「栽培モノサシ」を作成
 今回の取組みで作成した、ぶどう栽培マニュアル「栽培モノサシ」は、地域の栽培技術の安定化・品質向上、新規就農者の栽培技術の早期習得のサポートツールとして活用されます。
 ドコモは、今後も農業ICTの活用による地域の農業支援を提案して参ります。

是里地区でのぶどう栽培ICT

このページのトップへ