地域からのお知らせ(中国)

5Gを活用した8Kワイド・マルチアングル視聴実証実験に成功
~プロ野球オープン戦「広島東洋カープ対福岡ソフトバンクホークス」をライブ中継~

2020年3月16日

 株式会社NTTドコモ(以下 ドコモ)は、2020年2月14日(金曜)に開発を報道発表※1しました、ライブ映像配信クラウドシステムによるリアルタイム動画視聴の第1回目の実証実験(以下 本実証実験)を2020年3月15日(日曜)にドコモ広島大手町ビルにて実施し、成功しました。
 本実証実験は広島県とドコモによる「ひろしまサンドボックス PITCH TRIAL※2」の一環として実施しました。
 なお、当初、ライブビューイング会場での観覧者を募集しておりましたが、新型コロナウィルス感染拡大防止の基本方針に沿い、パブリックビューイングを中止し、関係者のみで実証実験を行いました。

 本実証実験では、マツダスタジアムで行われたプロ野球オープン戦「広島東洋カープ対福岡ソフトバンクホークス」の試合を、ドコモ5GオープンラボHIROSHIMAのライブビューイング会場にて、8Kワイド、およびマルチアングル視聴しました。
 8Kワイド視聴では、3台のカメラで撮影した映像および8Kカメラで撮影した映像を視野角120度の8K映像としてリアルタイム生成し、5Gネットワークを介して、大画面に投影しヤマハ株式会社の立体音響技術による音響再生もおこなうことで、高臨場感なライブビューイングに成功しました。
 マルチアングル視聴では、放送局の複数カメラの中継映像をライブ配信し、5Gプレサービス対応のスマートフォンで好みのアングルに、遅延なく切り替えての視聴に成功しました。

 これまでは、8Kワイド、マルチアングルのリアルタイムな映像配信には、映像処理のために、会場に大掛かりな装置を設置する必要がありましたが、本実証実験で、ライブ映像配信クラウドシステムと5Gネットワークを活用することで、大掛かりな装置を設置する場所が確保できない会場での、多様な視聴スタイルに対応した映像配信を検証しました。
 ドコモは、今後も、5Gのさまざまな利用シーン創出やソリューションの実現に取り組んでまいります。


  1. 「世界初、360度8KVR、8Kワイド、マルチアングル対応のリアルタイムライブ映像配信クラウドシステムを開発」
    本実証実験の詳細はこちらで確認ください。

    https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2020/02/14_00.htmlPCサイトが開きます

  2. 「ひろしまサンドボックス PITCH TRIAL」とは、ドコモが提供する先進技術を活用することにより、広島の地域課題の解決や広島発ソリューションの創出、広島の産業振興に役立つ実証プロジェクトを実施するものです。「ひろしまサンドボックス」とは、最新のテクノロジーを活用し、企業が新たな付加価値の創出や生産効率化に取り組めるよう、技術・ノウハウを保有する県内外の企業や人材が共創で試行錯誤できるオープンな実証実験の場を構築するものとして、広島県が取り組んでいます。

8Kワイド視聴体験模様
マルチアングル視聴体験模様
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