地域からのお知らせ(中国)

AIを活用した共助交通の実証実験開始
~ 京セラグループ KCMEとNTTドコモで智頭町「一人ひとりの人生に寄り添えるまち」の実現に向けて始動 ~

2020年10月12日

鳥取県智頭町役場
KCCSモバイルエンジニアリング株式会社
株式会社NTTドコモ 中国支社

 鳥取県智頭町(以下智頭町)は、KCCSモバイルエンジニアリング株式会社(以下KCME)と株式会社NTTドコモ中国支社(以下ドコモ)とIP告知システム(しらせあい※1)を活用したAI運行バスの実証実験を2020年10月19日(月曜)より開始いたします。

 智頭町は、第7次智頭町総合計画で掲げた「一人ひとりの人生に寄り添えるまちへ」の実現に向け、令和2年度に既存のブロードバンド環境を有効活用し、クラウドを使用したIP告知システム(しらせあい※1)を基軸とし、ICT技術を用いた防災、教育、医療介護、そして交通分野への利活用を広げていく予定です。その中でまず初めに交通分野の取り組みとして、2020年3月に策定した智頭町地域公共交通計画の基本理念である「すべての人に寄り添える持続可能な交通体系の構築」を実現する第一歩として、AI運行バスの実証実験をKCMEとドコモと共に2020年10月19日(月曜)~2020年10月23日(金曜)において実施いたします。今回の実証実験の対象は、那岐・土師地区のみとなります。

 現在、町で運行しているバス「すぎっ子バス」は重要な交通手段ではありますが、決まった時間に決まった路線を走る形態の定時定路線運行では乗客一人ひとりへのきめ細やかな対応が困難な状況です。町民の高齢化が進み公共交通の需要が高まる中、すべての人に寄り添える持続可能な交通基盤としてAI運行バスの導入に向けて動き出します。
 AI運行バスでは路線や運行ダイヤなどは存在せず、自宅から利用したい時に予約し、家の前から目的地まで乗れる移動手段で、本実証実験では利用者側、運行社側の双方から利便性と課題点を実証するものとします。

事業名

AIを活用した共助交通の実証実験

事業内容

IP告知システム(しらせあい※1)を活用し、民間事業者と連携した実証実験事業を実施。
民間通信事業者との連携による AIデマンドシステムの構築・実証実験により、IP告知システム(しらせあい※1)との互換性を検証。

<事業イメージ図>

連携団体:KCCS モバイルエンジニアリング、NTTドコモ
参考記事:http://cms.sanin.jp/p/chizu/kikaku/37/

■KCCSモバイルエンジニアリング 株式会社(KCME)

京セラグループであるKCCSモバイルエンジニアリングは、「モバイルとICTを融合した最適化ソリューションを核に格差なく住み続けられるまちづくりに貢献するグローバルカンパニー」を目指し2011年より事業を開始しました。情報革命の基盤となるMobile Internet、AI、IoT、Big Data、仮想クラウド分野はもちろん、さらにその各分野を細分化した5G、SDN、NFV、GPON、関係するエンジニアリングまで、幅広く事業を展開しています。また、SDGsに事業を推進しています。また、2019年7月より「情報通信基盤利用促進協議会」加盟の北海道5町村※2にIP告知システムの導入を行っています。

  1. 「しらせあい」は、商標登録出願中。
  2. 2018年7月20日プレスリリース https://www.kcme.jp/news-all/20180720-00.html
    公式ページ: https://www.kcme.jp/

■株式会社NTTドコモ

日本電信電話株式会社の出資により1991年(平成3年)「エヌ・ティ・ティ・移動通信企画株式会社」設立、1993年(平成5年)から「NTTドコモ」のブランドでサービスを行っています。
「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」に向けて、個人の能力を最大限に生かし、お客様に心から満足していただける、よりパーソナルなコミュニケーションの確立をめざしています。
より新しい、より豊かなコミュニケーション文化の世界を実現させるため、5GNRを用いた「docomo 5G」(第5世代移動通信システム 2020年(令和2年)3月サービス開始)による携帯電話事業を中心とした各事業を展開しています。

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