地域からのお知らせ(中国)

5Gを活用したへき地医療機関遠隔サポート事業の実証が本格始動!
~へき地の若手医師の診療技術向上に向けて~

2021年3月24日

山口県
山口県立総合医療センター
岩国市
株式会社NTTドコモ 中国支社

 山口県、株式会社NTTドコモ中国支社(以下 ドコモ)、地方独立行政法人山口県立病院機構 山口県立総合医療センター及び岩国市は、2020年度5Gを活用したへき地医療機関遠隔サポート事業の実証(以下「本実証」)を2021年3月10日に実施致しました。この実証結果を持ちまして、2021年度以降、本格的にへき地医療の課題解決に向け、5Gを活用した遠隔サポート事業を推進していきます。
 なお、本事業では全国初の試みとして、高速・大容量・低遅延の5G通信と合わせ医療分野では必要とされている、病巣の位置をポインタ等で特定できる機能を採用しています。両技術を活用することにより、支援病院がへき地医療機関の患者の様子を詳細に把握すると共に、支援病院の指示を的確にへき地医療機関に伝えることができます。
 実証内容は内視鏡検査だけでなく、嚥下リハビリや褥瘡などの創傷治療等様々な用途への利用が期待できます。また、へき地で勤務する若手医師の診療技術の向上につながる取り組みにもなります。

 本実証は、山口県とドコモが2019年9月に締結した、5Gを活用した地域活性化に向けた協定内の「医療分野」における産業振興・地域振興の促進に関する取り組みです。

1 実証イメージ

  • 本実証における5G映像伝送および映像内にポインタ等で位置を指し示す技術はカリーナシステム株式会社の提供するシステム(アノテータユニット)を利用しています。

2 実証事業予定詳細

2021年4月~
実際の患者を対象とした内視鏡検査・嚥下リハビリテーション 等

3 各者の役割

関係者 役割
山口県 全体企画・関係者とりまとめ・費用提供
山口県立総合医療センター 支援病院として、若手医師に対する遠隔による実地指導及び専門医による助言
岩国市 へき地医療機関としての実証フィールドの提供・医師のご協力
(株)NTTドコモ プロジェクトマネジメント、システム企画・構築、5G通信環境提供
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