地域からのお知らせ(中国)

中国初!SA(スタンドアローン)方式の5Gを活用したロボット実証実験を実施
~やまぐちDX推進拠点における5G SA環境を活用し、県内ものづくり企業のDX化を推進~

2022年1月31日

 株式会社NTTドコモ中国支社(以下 ドコモ)は、山口県が取り組み中の「未来技術オープンラボ(ものづくりDXトライアル)」実証プロジェクトにおいて、ドコモが昨年12月にリリースした5G専用のコア設備(5GC)と5G基地局を組み合わせた5G SA(Stand Alone)方式の商用サービスを用いた実証を、1月31日(月曜)にやまぐちDX推進拠点「Y-BASE」にて行いました。
 本実証は、山口県内の3Dロボットビジョン技術提供企業である株式会社YOODS(山口市小郡御幸町)の企画を実施する試みでした。ロボットに視覚機能を持たせるため、従来は各工場内部に高性能PCを配置していましたが、工場が増えるにつれ、PCの導入費用が掛かり普及障害になっているという課題がありました。この課題を解決するため、今回の実証ではロボットと高性能クラウドを5G通信で接続してAI制御できる環境を検証しました。

 これまでドコモでは、NSA(Non-Stand Alone)※1方式で5Gサービスを提供してまいりましたが、新たに5G専用のコアネットワーク設備である5GC(5G-Core)と、5G基地局を組み合わせた「5G SA」を、Sub-6帯(3.7GHz帯/4.5GHz帯)を用いて提供開始いたしました。5GCを利用することで、将来的には「5G SA」の特徴であるネットワークスライシング技術※2の実現と、モバイルブロードバンドのさらなる高度化を促進し、ネットワーク性能を活かした技術開発やサービスの提供をめざしております。

  1. 4G用のコアネットワーク設備と、5G基地局を用いる方式。
  2. 5Gネットワークを運用するうえでユースケースやビジネスモデルなどのサービス単位でコアネットワークを分割して最適化する技術。
  • 中国初 (2022年1月31日時点 ドコモ調べ)

実証イメージ

実証模様

AIで場所を認識し、ロボットアームで米袋を運搬しています。
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