地域からのお知らせ(北海道)

北海道初!5Gによる映像伝送を活用した地上波放送の実証実験を実施
~一般のお客さまも体験できる5G映像伝送ブースやVR体験ブースも設置~

2020年1月31日
株式会社NTTドコモ北海道支社

株式会社NTTドコモ北海道支社(以下、ドコモ)は、第5世代移動通信方式(以下、5G)による映像伝送を活用した地上波放送の実証実験(以下、本実験)を、2020年2月4日(火曜)から開催される「第71回さっぽろ雪まつり」大通会場(以下、雪まつり)で実施します。
北海道内において、ドコモの5Gを一般のお客さまにご体感いただく初の機会であり、かつ本実験による通信と放送の融合を通じた5Gの更なる可能性の拡大を目的としています。

本実験では、2020年春にサービス開始予定の5Gの特徴である「高速・大容量」、「低遅延」を活かし、雪まつり「大通8丁目 雪のHTB広場」(以下、8丁目会場)に制作される大雪像『ウポポイ(民族共生象徴空間)2020.4.24 OPEN』を中心としたイベント会場の様子を、北海道テレビ放送株式会社(以下、HTB)本社へリアルタイムに映像伝送し、北海道では初めてとなる5Gと地上波放送の連携による中継を実施します。
これまでのテレビ中継では中継車を使用して映像伝送を行うのが一般的ですが、駐車場所の確保やケーブル敷設が必要であり、その解決策として、4Gのモバイル回線を使用したIP中継※1が登場しましたが、伝送容量、安定性、遅延の課題がありました。これらの課題解決に向け、本実験では5Gを利用することで高品質な映像伝送が可能か実証します。将来的には様々なシーンにおけるテレビ中継での利用を見据え、地上波および4K・8K放送の中継への活用をめざします。
また、本実験以外にも雪まつり「大通3丁目HTB PARK AIR広場」(以下、3丁目会場)で行われるスキー・スノーボードのスポーツイベントの様子を、5Gを活用したクラウド上に映像を配信し、8丁目会場に設置されたドコモ5G体験ブース※2(以下、8丁目ブース)へ映像伝送を行います。
イベント会場での観戦に加え選手目線の映像やジャンプ台の踏み切り場所に設置されたカメラからの迫力のある360°映像により、普段見ることのできない視点を体感いただけます。
さらに上記期間において、8丁目ブースだけでなく札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)のユキチカ14番地に設置する「NTTドコモ5G体験コーナー※2」にて、5Gプレ端末展示コーナー・バドミントンVRコーナーなど、多くのお客さまに5Gや新たなスポーツ体験の可能性を感じていただける取り組みも実施します。

これらの取り組みを通じ、雪まつり会場内のみならず遠隔地などから多様なイベント観覧スタイルをお客さまへ提供することで、雪まつりを始めとした様々なイベントの新たな楽しみ方や、5Gが作り出す新たな世界観が体感いただけます。
なお、本実験期間中はドコモの用意する臨時基地局を用い、雪まつり会場内の一部を5Gエリア化します。

ドコモは、今後も北海道のお客さまの生活をより快適かつ便利にできるよう、5Gを通じて多くのサービス創出をめざしてまいります。

  1. IP中継とは、IP(Internet Protocol)網を使用して映像や音声の中継を行う仕組みです。
  2. 展示内容は、状況に応じて変更となる場合があります。

<別紙1>本実証実験概要

1.実証実験内容

(1)5Gと地上波放送の連携
8丁目会場に制作される大雪像『ウポポイ(民族共生象徴空間)2020.4.24 OPEN』を中心としたイベント会場の模様をカメラで撮影し、H.265エンコーダ※1で映像信号を伝送データに変換し、5Gを活用してHTB本社の放送設備へ伝送します。HTB本社では、受信した伝送データを映像信号に復号し、高品質なリアルタイム映像を活用した地上波放送を実施します。

5Gと地上波放送の連携(図)5Gと地上波放送の連携(図)

(2)白い恋人PARK AIR 5G映像配信
3丁目会場では、白い恋人PARK AIR出場選手が持つ5G端末にて撮影された競技中の選手目線の映像を5Gプレ端末からクラウドへアップロードするとともに、スキージャンプ台頂上に設置された360°カメラのパノラマ映像も5Gプレ端末からリアルタイムにクラウドへアップロードしライブ配信を行います。

白い恋人PARK AIR 5G映像配信(図)白い恋人PARK AIR 5G映像配信(図)

2.実証実験場所

大通8丁目 雪のHTB広場(8丁目会場)
大通3丁目 HTB PARK AIR広場(3丁目会場)

3.実証実験期間

(1)5Gと地上波放送の連携
 2020年2月4日(火曜)~2月11日(火曜)※4

(2)白い恋人PARK AIR 5G映像配信
 2020年2月4日(火曜)~2月11日(火曜)※5



  1. H.265エンコーダとはMPEG-2(H.262)比で約4倍、H.264/AVCとの比較でも約2倍の圧縮性能を有する動画圧縮規格を用いて、映像信号を符号化されたデジタル信号に変換する装置です。
  2. SDIとは、ビデオ信号伝送規格の一つであり標準画質の非圧縮デジタル映像とデジタル音声をBNCコネクタと同軸ケーブル1本で伝送が可能です。
  3. 360°カメラとは、上下左右全方位の360度パノラマ写真、及び360度動画の撮れる撮影装置です。
  4. HTBが放送する番組名「イチオシ!!」の2020年2月4日の放送にて中継を予定しております。
  5. 実証実験期間中の2020年2月4日に、実施することを予定しておりますが、選手のコンディションや天候状況によりスケジュールは変更となる場合がございます。
*「5G」ロゴは、株式会社NTTドコモの登録商標です。

<別紙2>5G体験コーナー概要

1.概要

一般のお客さまにも5Gや新たなスポーツ体験の可能性を感じていただける取り組みとして、8丁目ブースおよび札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)のユキチカ14番地に、5G体験コーナー・バドミントンVRコーナーなどを設置します。

2.場所

(1)大通8丁目 雪のHTB広場(8丁目会場) ドコモ5G体験ブース
(2)札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ) ユキチカ14番地「NTTドコモ5G体験コーナー」

3.期間

(1)大通8丁目会場 ドコモ5G体験ブース
 2020年2月4日(火曜)~2月11日(火曜) 9:00~21:00

(2)札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ) ユキチカ14番地「NTTドコモ5G体験コーナー」
 2020年2月4日(火曜)~2月11日(火曜) 10:00~19:00 ※2020年2月11日(火曜)は17:00まで

4.5G体験コーナー

(1)8丁目ブース

(1)8丁目ブース
展示名 概要
スキージャンプVR 札幌・大倉山をイメージし、モーションセンサーなどの先進技術を用いた超リアル体感型VRです。
実際にスキージャンプの選手の視点でジャンプの体感を得ることができます。
PMF弦楽四重奏5Gマルチアングル視聴 PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌)出身の音楽家らによる弦楽四重奏の映像を5Gで受信し、複数のカメラ映像を任意に選ぶことで、マルチアングルに楽しむことができます。
ウポポイプロジェクションマッピング5G映像配信 大雪像とプロジェクションマッピング映像を4K画質の映像でお届けします。5Gを使っていつでも臨場感のある映像を楽しむことができます。
白い恋人PARK AIR 5G映像配信 3丁目会場「白い恋人PARK AIR」で競技中のスノーボーダー&スキーヤー視点のダイナミックな競技映像を、5Gを用いた映像配信でご覧いただけます。
大通公園展望パノラマ5G映像配信 3丁目会場「白い恋人PARK AIR」ジャンプ台頂上に設置された360°カメラを用い、普段見ることのできない大通公園の大迫力パノラマ映像を、5Gを用いた映像配信でご覧いただけます。

<会場レイアウト図>
8丁目ブース:会場レイアウト図8丁目ブース:会場レイアウト図

<8丁目ブース外観イメージ>
8丁目ブース外観イメージ8丁目ブース外観イメージ


(2)「チ・カ・ホ」ユキチカ14番地

(2)「チ・カ・ホ」ユキチカ14番地
展示名 概要
5Gプレ端末展示コーナー 5Gプレ端末を展示し、実際に手に取って体験いただけます。
新体感ライブ(5G×MUSIC)体験コーナー 「新体感ライブ」とは音楽ライブをいつでもどこでも視聴できるサービスで、「マルチアングルモード」「アクティブモード」「TIGモード」「コメントモード」と異なる4つの視聴モードを体験いただけます。
ゲーム体験(5G×GAME)コーナー ストリーミングゲームサービスを体験いただけます。イベント会場ではカジュアルeスポーツを意識した「ビーチバレーレーシング2」のデモプレイとなります。
スポーツマルチアングル観戦(5G×スポーツ)体験コーナー PNC(パシフィック・ネーションズカップ)の日本代表×フィジー代表の試合映像を使い5Gを用いた未来型の試合観戦を疑似体感いただけます。試合を多視点で同時視聴できる「マルチアングル視聴」をお楽しみいただけます。
Magic Leap 1コーナー 空間コンピューティング技術によるデジタルコンテンツをインタラクティブに体感いただけます。イベント会場ではレトロなSFの没入型ゲーム(Dr.GRORDBORT'S Invaders)の世界を体感いただけます。
VRバドミントンコーナー 仮想空間でバーチャルなバドミントン対戦を通じて、スポーツの新たな体感をお楽しみいただけます。

<会場レイアウト図>
「チ・カ・ホ」ユキチカ14番地:会場レイアウト図「チ・カ・ホ」ユキチカ14番地:会場レイアウト図

  • 展示内容は、状況に応じて変更となる場合がございます。
*「MAGIC LEAP 1」は、Magic Leap社の商標または登録商標です。

記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

このページのトップへ