地域からのお知らせ(北海道)

「AI運行バス」システムを活用した網走どこでもおでかけ「どこバス」の実証実験を開始
～網走市の持続可能な地域公共交通の構築をめざした取り組み～

2020年7月30日
網走市
網走バス株式会社
株式会社NTTドコモ北海道支社

網走市（網走市長　水谷　洋一）、タカハシグループの網走バス株式会社（代表取締役社長　小澤　友基隆、以下、網走バス）、株式会社NTTドコモ北海道支社（執行役員支社長　櫻井　俊明、以下、ドコモ）は、2020年8月1日(土曜)から11月30日(月曜)までの4か月間、網走市内においてドコモの「AI運行バス^®※」システムを利用した新たな交通手段の創出をめざし、網走どこでもおでかけ「どこバス^TM」(以下、「どこバス」)の実証実験を開始します。なお、本実証実験期間中、「どこバス」は網走市内(駒場地区・潮見地区・つくしケ丘地区・鱒浦地区の一部の計4地区)にて、一般のお客さまに1回300円（税込）でご利用いただける実証運行として提供いたします。地域住民の生活の足となるドコモの「AI運行バス」システムの活用は北海道初の取り組みとなります。

これまで網走市内では、朝・夕方以外の時間帯の路線バスの利用者が少ないことなどの課題があり、また利用者からもバス停の設置場所が遠いことや路線バスの便数が少ないことに不満の声をいただいておりました。この課題解決や今後の更なる利用者数減少を見据え、持続可能な地域公共交通の構築をめざし、「どこバス」の実証実験に取り組みます。なお、今回の実証実験の事業主体は網走市、運行事業者は網走バス、ドコモの「AI運行バス」システムを使用します。

「AI運行バス」システムは、乗りたいときに行きたい場所まで自由に移動できるオンデマンド交通システムとしてドコモが2019年4月に全国で商用開始したサービスです。リアルタイムに発生する乗降リクエストに対して、AIを使い膨大な計算量から効率的な車両・ルート（乗り合せる組合せ）をリアルタイムに算出します。お客さまがスマートフォンのアプリや電話から行った予約をもとにAIが車両配車を行うことで、お客さまにとって効率的な移動を実現します。

「どこバス」は「AI運行バス」システムを用いて、利用者が呼びたいタイミングで専用のWebアプリや電話で予約することで、リアルタイムに最適な車両配車を行います。これにより利用者はこれまでの定時定路型バスとは異なり、時刻表に縛られることなく、乗りたいときに乗車し、行きたい目的地に移動することができます。実証実験では既設のバス停82ヵ所に加え、仮設のバス停を26ヵ所設けることで、課題であった近隣住民の皆様の利便性向上を実現し、利用者のいないバス停を経由せず、効率的な車両運行が可能になります。なお、実証実験期間中は1回300円（税込）で利用でき、ドコモショップ網走つくしヶ丘店・ドコモショップオホーツク網走店・網走バスターミナルでは、1か月間乗降が自由にできる1か月間乗り放題サービス券を3,000円（税込）で販売します。なお、ドコモショップでは専用Webアプリの使い方をスマホ教室（無料）でご案内します。
「どこバス」は利用者の利便性向上と車両運行の効率化を実現する可能性があり、持続可能な地域公共交通の構築に向けた新たな交通手段として期待されます。

3者はICTを活用した取り組みを通じて、住民の更なる利便性の向上に取り組んでまいります。

• 「AI運行バス」とは、人工知能（AI）によるリアルタイム処理の活用により、需要に応じ、最適な時間に、最適なルートで、最適な運行を行う、NTTドコモの提供するオンデマンドモビリティサービスのサービス名称です。ドコモと株式会社未来シェアが共同開発を進めているモビリティサービスプラットフォームにより実現します。

*「AI運行バス」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
*「どこバス」は網走バス株式会社の商標です。

5.ご利用方法

Webアプリ※、コールセンターより予約・キャンセルが可能です。

（1）Webアプリ：https://customer.ride.ai-bus.jp/abashiri1020/passenger/

• Webアプリについてはドコモショップの「スマホ教室」にて使い方講座を開催します。（無料）
  参加を希望の場合、事前に各店舗へお問い合わせください。

（2）「どこバス」コールセンター：0152-67-5611（電話受付時間：10：00～15：45）

6.車両

ワンボックス型車両　1台 (網走バス車両にタブレットを設置)

8.その他

（1）運行エリアやご利用方法の詳細については、網走市公式ウェブサイトをご確認ください。
網走市公式ウェブサイト
http://www.city.abashiri.hokkaido.jp/410public_transport/abashiridokobus.html

（2）この事業はサマージャンボ宝くじの収益金を活用して実施します。